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門番は動かない 例え情に訴えたり 靴の裏舐めてみたりしても 門番は動かない 金をちらつかせて…
やさしさを忘れたのか いややさしいからなのか 死体の蹴り跡が増えているのは 思いやりが足ら…
土まみれの復讐者 花の首を落として ハエの羽をもいで ため息とゲップを漏らす 窓を撫でるア…
そのひび割れは いつか罪とか思いが入り込んで 巨大な黒い穴になる 屍体と石ころ蹴飛ばして 寒…
喉のぬめりが取れないのは まるでしとしと降る雨のよう 家を失った人たちは カエルとともに過…
気分じゃなくても やらなきゃなんない 求められるパフォーマンス かっこいいこと、みっともな…
目ヤニでいっぱいの視界だったり かけそばしか食わないとか そういう感じでいます なまくらな刀を抜いて なまくらな生命力で 這いずり回っておる 痙攣をすぐ起こしている スニーカーの踵から水が染み込むように 苦しさだけがそばにいてくれる 精神科の待合室でも 駅のホームでも そばにいてくれるんだよ 屈辱に塗れて 仕事は失敗続き カレーをたまには食べたいとか そういう感じでいます なまくらな刀を抜いて なまくらな生命力で 這いずり回っておる 痙攣をすぐ起こしている 窓辺から
私はかつて幸福だったのかもしれない そんな私は火葬場で働いている 私はかつて幸福だったのか…
後悔はない 所詮の獣道 猿と共にゆくだけ 痒い目をこすって オンボロのチャリ オンボロのボ…
火葬場への道のり バスに揺られて バイパス沿いのレンタルビデオ屋の跡がまだある 色褪せた看…
血が滲んだカーディガン そっと肩にかけて罪滅ぼし 誰かを殺した歩み 味が出たスニーカー 黒…
くたびれたジャケット 角に追いやって 唾吐きかけて あぁわたくしはもう 釜に頭突っ込んで徒…