【詩】white crack, white crowd

そのひび割れは
いつか罪とか思いが入り込んで
巨大な黒い穴になる
屍体と石ころ蹴飛ばして
寒気と共に行くのは裸足の岩畳

積乱雲集めて
兵器を売って買って
影が横たわる橋の下
共鳴する　共鳴する

風を集めれば確かに変わる
悪魔のローファーの裏が空から落ちてきて
炎に包まれても
傘を集めれば確かに変わる
老犬の肋骨を撫で刺さって
声がしわがれて消え失せても

そのカーテンの影は
いつか罪とか愛が入り込んで
巨大な黒いオーロラになる
屍体とたんぽぽ、裏切りの花
唾吐いて行くのは裸足の岩畳

積乱雲集めて
兵器を売って買って
影が横たわる橋の下
共鳴する　共鳴する

風を集めれば確かに変わる
悪魔のローファーの裏が空から落ちてきて
炎に包まれても
傘を集めれば確かに変わる
老犬の肋骨を撫で刺さって
声がしわがれて消え失せても