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【詩】春先のカナヅチ

目ヤニでいっぱいの視界だったり
かけそばしか食わないとか
そういう感じでいます

なまくらな刀を抜いて
なまくらな生命力で
這いずり回っておる
痙攣をすぐ起こしている

スニーカーの踵から水が染み込むように
苦しさだけがそばにいてくれる
精神科の待合室でも
駅のホームでも
そばにいてくれるんだよ

屈辱に塗れて 仕事は失敗続き
カレーをたまには食べたいとか
そういう感じでいます

なまくらな刀を抜いて
なまくらな生命力で
這いずり回っておる
痙攣をすぐ起こしている

窓辺から差すのはセロトニン
苦しさだけがそばにいてくれる
頭ふれそうな春先でも
3月の中央線でも
そばにいてくれるんだよ

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