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回顧録 長女とのこと その2

前回の続き

こうして昨年末から
3年ぶりにLINEによるやり取りが
細々と続くようになった3月

突然相手方から電話が来る
なんでも長女が留年したというのだ
長女は奨学金を受けていたが、留年によってその資格を失うため
なんとか経済的に援助してほしいという趣旨だった

すぐに長女に連絡を取り
もうすぐ地元に戻ってくるので
その時に直接会って話したいということになった


連絡を取るようになってわかったことだが
長女は現在首都圏の大学に通っており
私は養育費の支払いを止めたままだったが
母子家庭ということで
学費の免除と奨学金を受けており
自分でもアルバイトをしながら大学生活を続けているとのことだった

調べてみて分かったのだが
日本という国は母子家庭に非常に手厚い援助があるようだ
母子家庭でかつ非課税課程の場合
大学進学に際し学費の免除(上限90万)と奨学金(年間90万)が
無条件で貰えるらしい。
しかも奨学金は返済不要のものだ
年間180万 4年間で720万分の援助が無償でしかも無審査で受けられるらしい
これには驚いた

正直もし離婚をしていなかったら
私は長女の関東圏へのましてや私学への進学は許可しなかっただろう
私の稼ぎは決して少なくはないが、子供が3人いたら
正直この出費は手に余る

相手がどうやって大学に進学させているのか疑問だったが
これを知って合点がいった
全ての子供に学習の機会をという理屈はわかるが
正直不公平感を感じるのは私だけだろうか

もし離婚をしていなければ 長女は今の大学への進学は
叶わなかっただろう(私の経済力の問題で)
でも今は、離婚して母子家庭かつ非課税世帯
(相手方はパート程度の仕事しかしていない)ということで
進学が叶っている、、、なんかおかしくないか???

話が逸れてしまったので
元に戻そう


とにかく長女は留年してしまい
その多大な学費免除と奨学金の権利を失ったというのだ

そんなアホな と思ったが
甘い私は長女との話し合いの結果
支払いを止めていた長女分の養育費を
仕送りという形で、毎月長女に仕送りという形で送ることを約束した

そして現在
長女とは時々LINEでやりとりをするようになった
私の送ったメッセージは、なかなか既読にならないが
忘れた頃に返信が来る

長女は長女なりに成長しているようで
正直留年したことはまったく理解できないが
そのことで、人生にしっかりと向き合えるようになったのではないかと感じている

離婚後まだ一度会っただけで
遠く離れた街に暮らす長女と
実際に会う機会はなかなかないだろうけど

この3年間の溝が少しずつ埋まっていけばいいなと思っている

これが私と長女の今の状況だ

最後まで読んでいただき
ありがとうございます

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