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会社も家庭も幸せにできない経営者の末路


おはようございます。

#KENMAYA です。

昨日わたしの目に飛び込んできたニュースがありました。

原田泳幸氏、言わずと知れた「職業経営者」です。

アップルジャパン、日本マクドナルド、ベネッセHDと名だたる大企業の経営者として著書も何本も出し、業績V字回復への陣頭指揮の成功者として知られています。

しかし、その実態は『疫病神』と揶揄されるものでした。


例えばマクドナルドのCEO時代、
まさにデフレ進行中の中、安売り路線で苦境に立たされていたマクドナルドは、BSE問題で相当ヤバい状況になっていました。
そこで新たに就任した、原田泳幸氏の経営哲学である「客単価を上げる」という戦略の元、商品価格帯の見直しを急ピッチに進めました。

また、コストカット戦略も、人員削減、サプライヤーなどにも容赦なくメスを入れ、「米国式」経営戦略を徹底してきました。本社に企画を集中させ、直営店を削減、FC(フランチャイズ)展開。(現在のセブンイレブンのようなやり方)つまり、徹底したローコスト政策を取りました。

しかし、このやり方は、結果として「客離れ」を引き起こします。


なぜ「客離れ」を起こしたのか。


理由は単純です。リストラやコストカットによって生まれた社員や取引先の会社への信頼や忠誠心の喪失です。
「顧客だけが満足すればいい」という考え方は、逆に言うと「社員や仕入れ元は徹底的にこき使う」と同義です。

従業員(及び、仕入元)満足度が下がれば下がる程、サービスの品質低下を招き、「客離れ」を引き起こします。
事実、原田氏が経営者を退いた後、チキンナゲット問題や異物混入問題など、多くの不祥事が明るみになりました。

これは明らかにサプライヤーへのコスト削減圧力や、長年の取引先との信頼関係を軽視した結果です。

後任のカサノバ氏はとてつもない負の遺産を引き継いだのです。


DV(家庭内暴力)について


事件の詳細はまだ分かりませんが、
原田氏の経営哲学に基づけば、「中央集権化」「コストカット」「客単価の向上」です。
まぁ、独断と偏見ですが「亭主関白」であったことはなんとなく察しがつきますよね。

つまり、彼の提唱した「米国式」経営戦略は日本では受けられないものであり、「日本式」とうまく融和させることのできない、頭でっかちで頑固な経営者であったと言わざるを得ません。

彼から引き継いだカサノバ氏は、山積された負の遺産をひとつひとつ、確実に対策を取り、家庭向けに重点を置いた商品展開を地道に行い、昨年にはマクドナルド過去最高営業利益を達成しました。


この対極的とも言える二人の経営者にわたしたちが学ぶべきことは、
一言で言えば、「融和」と「寛容」、そして何よりも「幸福の追求」です。
ひとりひとりが、今できる「最善・幸福」とは何か、
今一度立ち止まって考えてみる必要があるのではないでしょうか。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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