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日本はオワコン?以前だったら馬鹿馬鹿しいと一笑していたが、現実はどうなのか?インバウンドと国内需要について。

こんばんわ。今日もお疲れさまです。

#意識低い系社長  です。

ブログを始めるにあたってどういうテーマに絞るか、という件で頭を悩ませていたら、頭痛がしてきたので熱を計ったらなんと37.5度でした…!

これは保健所案件なんでしょうかね?まぁ身体のだるさもないですし、ほぼ誰とも接触してないので、冷えピタシートで様子を見ています。

さて、今日はまたわたしのツイートについて深堀りをしていきたいと思います。該当ツイートがこちら。

これは、とある方の「インバウンド」に対する不信感と、内需拡大すべき、というツイートに対してわたしがリプライをしたツイートになります。

1.「インバウンド」って何

インバウンド(Inbound)とは、外国人旅行客のことで、日本へのインバウンドを総称して訪日外国人旅行客と定義しています。

20世紀後半、日本は「遠い、高い、分からない」国といわれ、
日本へのインバウンドは大きく伸びることはなかった。
変化を見せたのは21世紀になってから。
観光関連の民間企業で作るツーリズム産業団体連合会(後に日本観光振興協会と合併)を始めとした観光業界の様々な活動が功を奏し、
観光立国を国の重要な施策の一つに掲げた観光立国推進基本法が施行され、その翌年の2008(平成20)年には観光庁が設置された。

これら一連の動きの中で官民挙げて様々な振興策が取られ、
訪日外国人旅行者数は2013(平成25)年以降急増した。
2005(平成17)年に670万人であった訪日外国人旅行者数は、
2015(平成27)年には1,973万人を数え、
実に1970(昭和45)年以来45年振りに、訪日外国人旅行者数が日本人海外旅行者数を上回ることになった。
訪日外国人旅行者急増の大きな要素は、ビザ要件の緩和、免税措置を始めとしたビジット・ジャパン事業の展開、円安基調、近隣諸国の観光旅行の緩和や解禁などがあげられる。

JTB総合研究所「インバウンドとは」より一部抜粋、校正)

2.インバウンドの効果

高級化粧品の牽引役でもあり、中国人旅行客の爆買いなどでも大きな利益をあげた「株式会社資生堂」を例にとって見てみましょう。

2019年のレポートになりますが、日本国内での売上は約40%、他は全て海外での売上です。中国の伸び率は昨年比+19%と異常な数字に見えます。
これは、中国当局による「再販規制」、つまり日本国内で中国人バイヤーが爆買いをして、中国本国に持ち帰り、高値で転売する「代購」と呼ばれる消費活動に、中国当局が中国資本の海外流出を防ぐ目的で規制をかけました。
そこで、中国に直接輸出できるようルートを開いたので、この数字になっているのだと思われます。

特に売上に大きな影響を与えたのが、大手百貨店です。元々、大手百貨店は売上の減少に歯止めがかからず、苦戦していました。そこへ中国人の爆買いにより、一気に復活。特に化粧品業界はその牽引役として際立っていました。2018年の資生堂の売上を見ると売上構成の実に30~40%を中国のインバウンドが占めています

3.インバウンドの失速

2020年、春節を今か今かと待っていた、観光業及び大手百貨店等のインバウンド頼りだった業界はコロナショックにより、大打撃を受けることになりました。ちょっとわたし自身、調べたくもないので、2020年4月の四半期決算や短期決算は見ていません。

化粧品大手は軒並み開店休業状態ですし、特に外出自粛などでさらに化粧品の需要は落ち込みました。さらに、製造大手(容器メーカー等)は昨年の消費増税前に作り溜め、買い溜め、をしていたがために、どこも在庫の山となっており、メーカーから新規案件など降りてくるワケがない状態となっています。

4.国内需要はどうなのか

実際に日本国内の内需としては、どうなのでしょうか。
2020年4月度の売上を見てみました。(結局見るんかい!

特にひどいのはやはり大手百貨店です。前年同月比で、なんと70%以上の売上ダウンです。もう、普通に倒産してもおかしくないレベルです。(弊社ですら54%ダウンでした。)

その他、売上減少が出ているのは、家電量販店、そして意外にもコンビニも売上減少が出ていました。逆に売上が伸びたのは、お分かりの通り、スーパー、ホームセンター、そしてドラッグストア(10%も伸びてます)です。

5.アフターコロナでも内需減少は続く?

やはり、2019年の消費増税は最悪のタイミングでした。現状、わたし自身一日本人として、できるだけ国産の食品や国産のものを買うよう努力はしています。が、正直に告白します、財布の紐は固いです。

「新しくモノを買おう」とか「国内旅行をしよう」とか思えないのです。とにかく次に何が来るか分からない、「備えあれば憂いなし」の防御姿勢に入ってます。経営者がこうなんですから、会社も当然防御姿勢です。

とにかくキャッシュアウトを防ぐため、手形の早期償還や、保険解約や見直し、不要車輌の売却等、現金化を急ぎました。家庭内でも消耗品や生活必需品についても、できるだけの節約を心がけています。

先日、ゴルフのお誘いがあったのですが、申し訳ないけどそんな気になれない、とお断りしました。人間不思議なもので、仕事で忙しいときは、なんとか無理矢理時間を作ってでも遊びに行きたくなるのですが、仕事が暇になると、遊ぶ気力も起きないんですよね・・・。

とまぁ、こんな感じでわたし一個人からみても消費ペースや消費動向は落ちています。恐らく、わたしのNoteを読んでくださってる読者様も同じだと思います。

6.GoToキャンペーンのアホらしさや電通、パソナの中抜きがバレてる

さらに今日本人の個人消費を減速させてるのは、この富裕層及び特権階級の存在だと思っています

また富裕層批判です。すみません。

ですが、本当に見ていて気持ちいいものではないですし、正直手元に来た10万、会社にきた200万、ここに来るまでに一体いくらの税金を垂れ流してきたのか、と思うと全く喜ぶ気にもなれませんでした。

日本人の個人消費が少ないと、経団連が上から目線で言われても「あんたらが抜いてるせいだよ、バーカ」と言いたくなる気持ち、分かって頂けますかね。

7.まとめ

愚痴っぽくなってしまいましたが、わたしはこれからの大不景気に警戒すべき、と思っています。弊社のような下請け製造業は7月以降のスケジュールが全て真っ白です。

中小はもちろん、中堅企業ですら7月が越せるかが、正直山場だと思っています。内需拡大どころか失業者だらけ、の悲惨な状況にならないよう祈ってはいますが、世の中は、都知事選やコロナ感染者数の推移なんかで話題が持ち切りです。

もう足元が崩れてきているの分かってないのでしょうか…。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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