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若年層にゴルフ、釣りが人気になり始めている本当の理由

おはようございます。

#KENMAYA です。

ここ最近、若者が釣りやゴルフといった現50~60代のおじさん世代のビジネスコミュニケーションスポーツが再び人気となっているそうです。

わたしを含め、現30代~40代のいわゆるロスジェネ、就職氷河期、ゆとり世代は、こういった仕事以外の休日を使ったビジネスコミュニケーションを極度に嫌い、悪習として遠ざけてきました。

なぜ、再びゴルフや釣りといった趣味が人気を博してきているのか、
わたしなりに考察してみました。


1.三密を避けられる


まず一番大きい理由は「密集・密接・密閉」の三密を避けられる、ということでしょう。

釣り船は海上で通気性はもちろん、定員もありますし密集することは稀です。また、ゴルフも野外であまり人と密接になる環境ではありません。


2.ロスジェネを飛び越して年配者との交流が新鮮


今の若者世代は、ロスジェネ世代が極度に嫌っていた飲みニケーションや、休日のビジネスコミュニケーションに否定的ではありません。

私たちロスジェネ世代は、パワハラやセクハラを経験した世代でもあり、正直言って現50~60代の世代をあまり好意的に思っていません。
ですが、近年ハラスメント問題や少子高齢化が大きく社会問題化した結果、中間管理職世代が新入社員に気持ち悪い程、優しく接するようになったため、新社会人たちは現50~60世代に対して、逆に好意的な印象を持っているのだと思います。

つまり社会人構造の中で、わたしたちロスジェネ世代がむしろ浮いた存在になってしまっているのです。
定年も延長されたことで、社内にはおじいちゃん世代も多く残るようになったため、新社会人はそうした年配者に素直な敬意と、古い考え方や遊び方に興味を示しているのです。


3.価値観の変化


現50~60代の世代は、高級車や高級腕時計、マイホームといった社会的ステータスの獲得や会社での出世などを重要視し、そのために労働力を提供することを厭わなかった世代です。

サービス残業、休日出勤当たり前、ブラックで上等、どんどん稼いでやるという野心に満ちあふれていた世代です。

ところが、「働き方改革関連法案」など働き方そのものを大きく変えるように社会が大きく舵取りをしていく中、ロスジェネ世代は中途半端な会社への依存体質と中途半端な労働生産性の間に揺れ動き、明確な目的意識のない社会人として宙に浮いてしまっています。

そして、今の新社会人たちは、会社には依存しない生き方、つまり終身雇用は元から求めず、社内でのいい人間関係の構築と自身のスキルアップのための仕事と割り切り、変に鬱屈した感情を持っていないように思えます。

うじうじ文句を言ってばかりのロスジェネ世代より、社会的ステータスを持ち、まだまだ現役のシニア層に輝きを見いだすのは当然ではあります。
つまり新社会人たちは基本的に「ワークアズライフ」を価値観として持っており、ロスジェネ世代が掲げる「ワークライフバランス」に懐疑的なのではないでしょうか。


4.金と余裕のあるシニア層


ロスジェネ層より現在のシニア層の方が資産も含め、預貯金も格段に多いのが現状であり、当然ながら生活にゆとりもあります。

そういった中、余暇を楽しむシニア層の方が新社会人たちにとって魅力的に映るのは当然でしょう。また、シニア層と遊ぶことで、新しい知見や体験ができることに喜びや楽しさを見い出しているのだろうと推察できます。
(自分の父親のような感覚でしょうから。)


5.ロスジェネ世代はどうすればいい?


さてこうして新社会人たち若年層とシニア層がうまくやっていけそうな中、置いてけぼりのロスジェネ層はどうしたらいいのでしょう。

わたしは、多様な生き方があっていいと思っている人間ですので、あえて若年層に倣ってゴルフや釣りを始める必要はないと思います。もちろん、興味があるのならやってみてもいいと思いますが…。

ロスジェネ層にはロスジェネ層なりの生き方があり、それはシニア層に迎合することでも、若年層に迎合することでもなく、例えば、農のある暮らしだったり、モノづくりの副業だったり、ワークライフバランスの中で何かを生み出すことが、ロスジェネ層なりの生き方だと思います。

やりたいことだけで生きていくのは難しいですが、ある程度のバランスを取って楽しく生きることこそが、わたしたちが望むニュースタンダードになるのではないでしょうか。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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