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いつまで経っても体重60kgの貧弱センターだったのには理由がある

なにを隠そう、僕は小学校から高校までバスケットボールに明け暮れているスポーツマンでした。
 
公立の進学校だったのですが、県内でもそこそこ上位(300校以上ある中でベスト16に残るか残らないかくらい)の強さ。
 
我ながら結構頑張って部活に打ち込んでいました。
 
そんな僕のポジションはどこだったかというと、センター。
 
一番体が大きい人がやるポジションです。
 
スラムダンクで言うとゴリのポジションですね。



 
私立と違ってスカウトなんかしないので、選手層も薄く、180㎝を超えているのは僕しかいない。

「お前がやれ」と有無を言わさない空気で決定しました。
 

とはいえ、高校のセンターなんて190㎝超えている人も普通にいます。
 
なにより、みんな体がでかい。厚みがあってがっしりしている。
 
対して僕は当時体重60kg。
 
戦場と化すゴール下で、ぶつかっては吹き飛ばされ、競り合っては負けを繰り返していました。
 
みんな少なく見積もっても70kgは超えています。(いかつい人はきっと90kg近くある)
 
戦車に対して木の棒で戦っているようなもんでした。
 
シュート精度や走力で勝負をしていたのですが・・・どうやって戦っていたかはどうでもいいですね。
 
とにかく、体格的に圧倒的に不利だったわけです。
 
当然、僕も少しでも当たり負けをしない体を作ろうと、毎日筋トレに励み、夕飯に丼飯を3杯以上をノルマするといった努力をしていたのですが、いっこうに体が大きくなりませんでした。
 
「そういう体質なんだ。ガタイを大きくすることはできないんだ。」と体質のせいだと諦めていました。
 
そこから10年近くの歳月が経ち、かっこいい体づくりのために筋トレを始めた現在。
 

着実に増量して体重は74kg。(体脂肪率10%)

 今になって思うのです。
 
「あ、当時のやり方が間違っていた。あれじゃ、体が大きくなるわけないや。」と。
 

この記事では、体を大きくしたい。ガリガリ体型から脱出したい。と思っている人に対して、なぜ僕の体がいっこうに大きくならなかったのかをお伝えします。
 
今まさに、「なかなか体が大きくならない」と悩んでいるトレーニーや、部活に打ち込んでいる学生はぜひご覧ください。

食事に関する知識がゼロ


◎食べれば良いと思っていた

そもそもなのですが、当時の僕は体がどうやったら大きくなるのかを理解していませんでした。
 
「たくさん食べたら大きくなるだろ。」
という感じ。
 
どれくらいの量を食べる必要があるのか、何を食べないといけないのかを知らなかったんです。
 
だから、夕方に菓子パンを2つ食べて夕飯も丼飯3杯がっつり食べたり、お昼に大盛りのラーメンをペロリと平らげて2時間後にハンバーガーを食べたりして、「たくさん食べている!」と思ってました。
 
たしかに、食べていることは食べているのですが、今にして思えば栄養バランスはめちゃくちゃ。
 
部活を頑張ってやっている高校生なんて、信じられないくらいカロリーを消費しているわけですから、考えなしに食べているだけでは栄養が足りません。
 
自分が体を大きくするためにはなんkcal必要なのか。
 
そのうちタンパク質、糖質、脂質といったいわゆるPFCはどのように摂る必要があるのかを考える必要がありました。
 

◎1日3食と思い込んでいた

食べるものに関して知識がなかったことに加え、食べる回数やタイミングについても考えたことがありませんでした。
 
子供の頃から1日3食で生きていたから、食事は1日3回。

 
「たくさん食べるなら1回の量を増やす。」
と思い込んでいたのです。

 
でも、知識をつけた今であればわかります。
 
別に1日3食なんて法律で決まっているわけでもありませんし、体を大きくしたいのであれば、1日4食5食、8食でも食べれば良いんです。
 
1食で多く食べようとするからお腹がいっぱいになっていますが、回数を増やせばもっと食べられる量が増えたはず。
 

また、食事のタイミングなんかもてんで考えたことがありませんでした。
 
お腹が減ったら食べる。家族の夕食の時間に食べる。
くらい。
 
体づくりの食事ってそうではないですよね。
 

体が飢餓状態にならないよう、常に栄養を補給しておく。
 
高校生に「自炊をして一人で食べろ!」と言うのは酷ですが、家族で食卓を囲む時間を逆算して、サラダチキンやおにぎりを食べたり、プロテインを飲むなどすればよかったなって思います。
 
 

トレーニングの仕方が間違っている


食事だけではなく、トレーニングも知識不足。

今にして思えば、「これでトレーニングしている気になっていたなんてやばいな」と思うようなことばかりしていました。
 

◎長時間やりすぎ

長い時間ダラダラとトレーニングをしていました。
 
とにかく量をこなせばいいとおもって、長時間筋トレを実施。
 
長くやると筋肉も分解されてしまいますし、長くトレーニングができるレベルでしか負荷をかけていないので、筋力もそれほどUPしていませんでした。
 
高重量で短時間の筋トレを行って、必要な部位を鍛えればよかったです。
 
 

◎必要な部位を鍛えていない

もう一つ、トレーニングに対する後悔は、必要な部位を鍛えていなかったということ。
 
腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットと一般的な筋トレをひたすら行っていたのですが、本当に必要だったの?と思います。
 
もちろん、筋力があった方がいいのですが、3年間という短い時間で、その筋トレが必要だったのかというと疑問です。
 
もっと体幹を鍛えた方がよかったんじゃないか?
ジャンプ力を鍛えるために必要な筋肉を鍛えればよかったんじゃないか?
 
結果的に腕立て伏せやスクワットをやっていたかもしれませんが、必要だと理解してメニューに組み込むのと、とりあえずやるのでは意味が違います。
 

正しい知識がなかった



以上が、今だからこそ思う僕がいつまで経っても60kgの貧弱センターだった原因でした。
 
振り返ってみると、「もうちょっと正しい知識を身につけてトレーニングをすればもっと良い選手になっていたんじゃないか?」と悔しい気持ちになります。
 
そのほか、睡眠時間や睡眠の質を疎かにしていたり、休息の重要性を考えていなかったりとまだまだ失敗していた点はあります。
 
総じていうと、正しい知識がなかったことが原因。
 
言われたことをやればいい。
なんとなくよさそうなことをやればいい。
 
と思っていたことが最大の過ちです。
 
どうしたらもっと良くなるか?
何が課題なのか?
正しい方法はないのか?
 
を自分で考えるべきでしたね。
 
とはいえ、当時はガラケーの時代で、高校生の僕が情報を手に入れるのは難しかったかもしれませんが、調べたら少しでも変わっていたと思います。
 
 
今体づくりに取り組んでいる学生。
そんなお子さんをもつ親御さん。
そして、社会人になってから筋トレやダイエットをおこなっている方。
 
正しい知識を手に入れることって本当に重要です。日々インプットをしていきましょう。
 

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【自己紹介】
名前:のり/健康的な体づくりを発信する主夫
◎食事や生活習慣を無理なく改善することで体脂肪率10%の細マッチョボディを実現
◎10ヶ月で奥さんを56kg→46kgに
◎継続できる筋トレ方法、難しくない食事管理方法を発信

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