![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90648897/rectangle_large_type_2_f7a55b89009514c84f047325bc684bd9.jpeg?width=1200)
ザイフェン取材旅行記③
野外博物館では、ザイフェンのおもちゃ作りの原点ともいえる木工技術「ライフェンドレーン」(Reifendrehen)の実演を見ることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1667774013642-2SKI6LQx6p.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667774014142-0rTC9uDZMh.jpg?width=1200)
かつて炭鉱業で栄えたザイフェンでは、鉱石を砕くのに使っていた水車を利用して「ろくろ」を動かし、木を削り出すのに役立てたそう。実演が見られる小屋の外にも、大きな水車がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1667774014307-FWBTKY0E7Z.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667774014443-ZWLt14svk0.jpg?width=1200)
ライフェンドレーンは、輪切りにした太い木材をろくろに固定して高速で回転させ、そこに刃物を当てて断面が動物の形になるように、リング状に加工する技術。完成したその輪を金太郎あめのように切り割ると、40〜60体くらいの動物フィギュアの原型を取り出せます。その後、細部を手で彫って形を整え、色を付ければ出来上がり。
完成したリングを割って初めてその形状を確認できるので、とんでもなく高度な旋盤技術とデザイン力、そして形を把握する熟練の技が必要なのだとか👀 現在では、数十人ほどしかこの技法を使える人がいないそうです。
ちなみに、ろくろで削り出したバームクーヘンのような動物の木材は、博物館のショップで購入することができます。私たちは、座っているネコ🐈の木材をお土産に買いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1667774013782-kEJpNBpxGr.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667774013583-UiQR3DuFwB.jpg?width=1200)
野外博物館
Erzgebirgisches Freilichtmuseum
Hauptstraße 203, 09548 Kurort Seiffen/Erzgeb.
https://www.spielzeugmuseum-seiffen.de/freilichtmuseum_seiffen.cfm
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?