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◆艶色のコーディネイト #2

「ごめん、痛い? でも我慢して」

片手で頭を押さえつけられながら、ゆっくりと。
でも躊躇なく挿入されていく感覚

初めてだった

我慢できないわけでもない痛みに顔がひきつる
チクチクと刺さり続けている胸の違和感のせい

右手首は握られたまま、後ろへと引っ張られる
自然と背中は反りかえり、腰が浮いた

まもなく、全身に電気刺激を帯びて吐息が漏れ始める

「好き」という感覚のない人と
性行為をするのが

初めてだった


***

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