水害にあってしまった着物は自分で洗わず干さず、まずは業者に相談

この度の水害で被災された皆様、お身体は大丈夫でしょうか。
まずはご自分の身体をしっかりと休めてください。一刻も早く安全で清潔な生活スペースが確保出来ることをお祈りしております。

私が過去に住んでいたところも水害がありました。幸い自宅は無事でしたが周りは何ヶ月も泥が残り粉塵が舞い、交通機関や上下水道などのインフラも中々元に戻りませんでした。ボランティアの皆さんに助けられ、街が復興していく様子をありありと覚えています。その時の経験と今のニュースで見る映像がリンクして、とても辛いです。
これから長い復興作業に入ると思いますので、どうか無理をせず過ごして頂きたい。

被災された方は、まずご自宅の清掃や水に浸かってしまった物の処分にかかられると思います。
泥に浸かったものを端から捨てる作業になると思いますが、もし余裕があればタンスは最後にして、大事な着物は業者に任せてみませんか。

これまで、水害に遭った着物を救出してきた業者は沢山います。
下記に、見つけたリンクを貼りますので、どうぞ参考にしてください。
最寄りの呉服屋さんが被災されていなければ、呉服屋さんに持ち込むのが一番良いとは思います。
ポイントは、自分で洗わず、干さず、出来るだけ触らないで泥のついたままビニール袋に入れ、業者に任せることです。自分で洗ったり干してしまうと、生地が傷んだり伸びてしまったり、泥が奥に入り込んだり更に縮んでしまったりする可能性があります。また、直射日光に当てることによって退色してしまうのも心配です。

【実績のある業者】

西日本豪雨水害の着物をきれいにしております | 着物と洋服の染み抜きクリーニングは東亜染織へお任せください

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【台風19号被災支援】きもの京洗い/水洗い 無償サービスのお知らせ

台風で水濡れした着物をお預かりしました | 着物クリーニング専門「きもの辻」のスタッフブログ

時間が経つとクリーニングも難しくなりますが、家が被災した状態では中々着物まで手が回らないと思います。
落ち着いてからで良いので、是非着物をクリーニングに出してみて欲しいです。かなりの割引や、無償サービスをしている業者もあります。

また、今回被災されていない方も、今後同じように水害に遭われるかもしれません。この記事にも書きましたが、大切な着物は着物キーパーにしまうと少し安心です。（回し者ではありません）

できれば思い出の詰まった着物を捨てて頂きたくないのでこの記事を書きましたが、今はそこまで気が回らないかもしれません。
落ち着いてからで良いと思います。
どうか無理はなさらず、体力と相談してお過ごしください。