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感想いろいろまとめ

 こんにちは、シヅクです。
 三浦涼介さんの出演作品について、ドラマや舞台の感想は今までもいくつか投稿してきたが、今回は映画やドラマのゲスト出演回などの感想をまとめていこうと思う。
 ただ、それぞれ配信などで一回ずつくらいしか視聴できていないため、記憶もかなり曖昧&主観に基づいて備忘録として書いているだけなので、その辺はご了承ください、すみません。作品について何か勘違いしていたら申し訳ない。
 それと、過去のnoteにもちょこちょこ書いてるっぽいので重複してそうだが、思い切って現時点で視聴済みのものを改めてまとめてみた。まぁ、感想はいくらあっても良いので!!!

 あと、ガンガンネタバレしてますのでお気をつけください。



最近描いたファンアートの中で一番気に入ってる。
CCCreation版「桜姫東文章」の桜姫。ティザービジュアル”乱”の衣装。


仮面ライダーシリーズ


・仮面ライダーオーズ TVシリーズ

 そもそもオーズの感想をどこにもちゃんと書いてなかったので、改めてまとめたい。
 オーズを観始めたきっかけは家族に勧められたのと、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」との出会いによって”特撮筋”が鍛えられたことにもよる。
 ※この場合の特撮筋とは、ニチアサの独特な特撮の雰囲気とそれを50話見ることが出来る、ある種の”慣れ”によって備わる特別な筋力のことである。

 バース登場あたりで面白さがどんどん加速していって、私は最初は「映司くんのことが好きになるかなぁ」とか思って見ていたが、ダジャドル初変身シーンのあのアンクの表情を見てしまってからどんどん「アンク〜!!!アンク〜〜〜〜〜?!……ていうか…三浦涼介さん………?」となってしまって、気づいたらこうなってた。
 最終回は、久しぶりにボロボロ涙を流して泣いた。アンクの声で「タカ!クジャク!コンドル!」のところで涙腺爆発した。見終わったあとは5分に1回「アンク…」って言ってた。ロスどころじゃない。
「ただのメダルが死ぬところまで来た」
「こんなに面白いことがあるか」
「お前を選んだのは俺にとっては得だった…間違いなくな」
 このセリフがこの物語を象徴しているなと思っていて。映司とアンク、この二人の出会いがあって本当に良かったな、グリードだったアンクも、どこかからっぽだった映司も、この出会いによって掛け替えの無いものを手に入れたんだなと思うと…。
 で、完走直後に三浦さんのSNS等を見ていたら桜姫東文章のティザービジュアルが公開されて、すぐチケット取って、気づけばファンクラブにも入ってた…と、いうわけ!

完走直後に描いたアンク。


・オーズ&ダブル MOVIE対戦CORE

 オーズ初期の頃の映画。タジャドルとバースの初お披露目。鴻上ファウンデーションが織田信長を復活させちゃったやつ。
 初期の頃だからか、映司のキャラクター描写が定まっていない印象。アンクはほとんどずっと腕状態だった。「映司!」っていっぱい呼んでた。

・オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

 モモタロスとアンク、同時に体を乗っ取られる不憫な信吾さん。最後の方はタイトル通り全部の仮面ライダーが出てくるすごいやつ。こんな記念すべき作品にオーズが抜擢されるのは嬉しい。
 電王までは子供の頃リアタイしていて、子供ながらに「これまで自分が見た仮面ライダーの中で一番面白いな」と思って見ていた。
 電王放送中、電車に乗ってる女性が急に変わった時はお父さんが「違う人に変わっちゃった!!!」って爆速で気付いててちょっと引いた。笑

腕アンク。


・将軍と21のコアメダル

 「オーズの映画」と言えば通常こちらを指します。ブラカワニ!🐍🐢🐊
 江戸時代と繋がってしまっても、困っている人たちのためにお店を開けて、今できることを前向きに探す知世子さん、流石。素敵。
 浴衣が似合う映司くん。その頃アンクは屋根の上でふんぞり返ってました。もちろん浴衣は着てくれない…。でも、ラストシーンでは比奈ちゃんと三人で手を繋ごうとしてくれた。うふふ。
 比奈ちゃんはお兄さんのこともあってかなり複雑な立場だし、それもあって本編終盤の彼女の様子にはかなり胸を締め付けられるが、次第にアンクも含めて”家族”になっていく関係性がすごく良いなって思う。

 オーレッ手ーをつなごう〜〜🎵
 元気で明るいテーマソングはオーズらしくてとてもHAPPY。(オイ聞いてるか復活のコアメダル)
 555(ファイズ)の海堂さんがゲスト出演しててびっくりした。
 

アンクその2。


・フォーゼ&オーズ MOVIE対戦MEGA MAX

 40年後の未来から、仮面ライダーやアンクがやって来るやつ。
 空港で映司くんと再会からの、アンクが映司の姿に変身してバースのピンチに駆けつける胸熱展開。
 湊くんがカナヅチだと分かったとき、爆笑するアンク。本編中でもこんなに笑ったことって無いのでは?
 未来に戻る直前、映司の後ろ姿を一瞥するアンク。ネット上では「復コア後だと考えると切なすぎる」という声もあるが、いや、復コアは本編じゃないから…(?)

 時間軸というものはパラレルワールドのようにマルチに枝分かれして分岐するものだ、という考え方をするなら、タイムスリップしたとしても一つの可能性を見たに過ぎないと解釈することも可能である。つまり、「ドラえもん」や「バックトゥザフューチャー」とは違う、ということだ。
 「未来から来たけど質問ある?」系のスレでも、よくそうやって言い訳されるやつ。「時間軸というのは枝分かれしていくものだから、僕が来た未来とは結果が違って当然」みたいな。「いやそれ言ったらなんでも良くなっちゃうだろ!!!」ってなるアレ。笑
 だから、あの時のアンクの目線は生前の映司を…とかいうのは無し。違うと思う。「この頃のエージ若いな〜」とか思ってると思う!!!!!!
 絶対そう!!!!あー!!もう!!


・平成ジェネレーションズ

 大槻ケンヂさんがヴィランのやつ。
 「日本をインドにしてしまえ」とは言ってなかった。それは筋肉少女帯。
 秀くんというか、オーズというか映司くんの貫禄たるや…。
 そういえば、福士蒼汰くんは劇団☆新感線の「信州無頼街」で観たことがある。良い俳優さんだなと思った。
 映司くんが差し出したアイスを一口食べた時のアンクのあの絶妙な表情がね…。これもまた素晴らしい再会の形だなと。
 あとはやっぱりこの舞台挨拶↓

 上堀内佳寿也カントクは、「君とゆきて咲く」でも監督回があった。


・復活のコアメダル

 私がどう思ってるかは…察してください。笑
 あれは解釈違いの同人誌。褒めるところが俳優陣の演技しかない。それもこれも、俳優さんたちがこの作品を愛しているのが見ていて分かるからこそ余計に辛い。
 有名な話ではあるが、渡部秀さんは本当に仮面ライダーが大好きで、仮面ライダーになるためにこの道を志して上京して来た青年だったのですよ。
 それが見事に主役を射止め、TVシリーズも無事完結して、十周年記念でまたこの人気作品が復活したと思ったらこんな仕打ちだなんて、このホンを読んだ時にどう思ったんだろうとか考えるとあまりにキツい。

 だってこれ、東映がオーズをコンテンツとして終了させるためだけの作品だもの。ファンのためでも出演者のためでも無いでしょう、そりゃこれだけ客は怒りますわいの。
 
 肯定する意見もあるが。確かに、映司くんの性質的にああなってしまうことは十分有り得たと思うけど、私が声を大にして言いたいのはこれは創作物でありエンターテイメントであるということ…しかも日曜の朝にたくさんの子供たちを笑顔にさせてきたヒーローによるエンターテインメントであるために、その展開を選択しないことはいくらでもできるってこと。
 ハッキリ言うけど。オーズはフィクションだから。もちろんそれは分かってる。映司もアンクもこの世には存在しないって知ってる。
 だからこそ、いくらでもヒーローとして希望に満ちた未来を描けるはず。(特撮というものの歴史を紐解けばそうとも言えないだろうが、であれば比奈とアンクがアイス食べながら外で話してるシーン、奥に見えてるビルの灯りくらい消してみせろ、と。古代オーズによって世界は崩壊したんやろ?っていうかそらそも古代オーズ復活ってなに?!!)
 しかもオーズ本編放送中に東日本大震災が起きているわけで、当時は絶望する国民たちを立ち直らせるきっかけにもなってたはず。
 そんな作品を「古代オーズ復活」という災害を起こさせることで、無理やり幕を降ろさせるなんてな。

 何より私が思ったのは、「いやTVシリーズ50話かけて映司くんが学んだのってこういう事じゃなかったでしょ?」ということ。
 毎日が楽しいなんて毎日楽しくないのと同じで、何でも出来るって何も出来ないのと同じであるように、誰もが全員大事なのは誰も大事じゃないのと同じだと思う。
 自分自身の欲望すら枯らして他人のためだけに駆け回る映司くんを見て、伊達さんは「からっぽだ」と評した。
 そんな映司くんが最終回で地上に居るみんなに手を伸ばすのを見て、誰かに頼ったり甘えたりすることだったり、誰かに愛されている自分の命や、自分が何としても護りたかった命の本当の重さだったりを本当の意味で知ることが出来たんだなと思った。

 自分という主観に立った時、どうしても命には優劣がついてしまう側面はあると思う。何か事件や事故があった時、自分の家族や友人が巻き込まれなかったと知ってホッとするように、それは悪いことではないし誰しもがそうだと思う。
 我々はカミサマじゃないからそれで良いと思うし、だからといって他人を蔑ろにしているわけではないし、電車の座席で隣になった人が誰かにとっての大切な人だと分かって思いやれること、まさに映司くんが言っていたように「手の届く範囲にいる人」に手を差し伸べることが重要で、その輪が少しずつ広まって行けば良い。
 そして、その感覚があるからこそ、それを同じように他人に向けることが出来る。困っている人に声をかけたり、悲しんでいる人の気持ちに寄り添うことができたり、映画を観て感動することや、気持ちを共有することが出来る。

 映司くんがアンクや比奈たちと過ごして知った欲望というのは、旅をしている時にふと「みんな今なにしてるかな、元気だといいな。」「アンクにまた会いたいな。」と想い馳せるような欲望で、不特定多数ではなく優先的に思い浮かぶ友人であり家族を手に入れたことだと思う。
 まぁ…そんな映司くんでも、目の前に手を伸ばせば助かる命があるなら自分の身を投げ打ってでも飛び出すとは思うけどさ……。それが彼の優しくて良いところだし…。
 でもさ、やっぱりわざわざそれをこんな形で見せなくても…他に選択肢はいくらでもあるから。だからやっぱりこれは東映がこのコンテンツを終わらせるための作品だったってことですわ。ハーァ
 
 まっ、何度も言うけどあれは解釈違いの同人誌ですから。あの後映司くんが「このパンツじゃ死ねない!」って飛び起きてるの私知ってるから。なんなら見てるから。(?)
 あとは、小林靖子さんが書いた脚本しか本編として認めたくないのが正直なところ。
 
 さて、ここで定期的に見たくなるTVシリーズ撮影終了直後の秀くんのアメブロを読んで元気になろう。



全然描き終わらない映司とアンク。


映画

PIECE〜記憶の欠片〜

 東映の映画。三浦さんは五重人格のカメラマン”零”役。共演の秀くんはうだつが上がらない記者役。
 ”綾”さんがあのメデューサ三人衆の中の一人だったってのは「へ?女医なんだよね??」みたいな疑問あり。
 そういう意味ではツッコミどころもある脚本だったけど、普通に「どうなるんだ!?」で見れたかな。一番残念なのはちゃんと完結していないところ。
 零の五人分の人格がコロコロ変わる様は圧巻。”綾”さんがトモキ君に逆行催眠を行うシーンにはドキドキさせられた。
 零は自分の中にある五人の人格を愛してそうな感じがする。いわゆる多重人格というのは解離性同一性障害であり、これは精神的なショックが原因とも言われるが、零さんのこれがピースによるものであれば色々とドラマがありそうで、その過去も未来も気になる。
 続き…見たいなぁ……また二人であのバンに乗って事件解決して欲しいなぁ。このままだと妄想するしかなくなっちゃうよ!!うわあー!!!


カルト

 モキュメンタリーホラー。和ホラーで有名な白石監督の映画。全然怖くなかった。

 犬が!!!惨殺されます!!!!注意!!
 最近、フォロワーさんが教えてくださった三浦さんのインスタライブのアーカイブを見ていたら、三浦さんの愛犬「マンダちゃん」が登場して来て…。しかもすごく眠そうでそれがすっっっっっっごく可愛いくて!!!!!!
 マンダちゃんはミニチュアシュナウザーとシーズーのMIXなんだって💖かわいいね💖💖
 シュナウザーってテリア系だと思ってたけど、ピンシャー系らしい💖💖💖かわいい💖
 いぬ、、、、、犬可愛い、、、いぬだいすき、いぬ、、いぬ、!、、、🐕‍🦺🐕🐶🐩🦮🐾🐾🐾🐾🐾🐾
 いぬいぬいぬ犬犬戌イヌイヌイヌ…
 「いぬ」って言葉は、そこに「居る」が語源とも言われているけども、縄文時代からずっと一緒にいるから最早ちゃんとした由来が分からない…と聞いたことがある。どんだけだよ、最高だよ。可愛い。

 でもさ、犬かわいいけど、ウ◯コもオシ◯コもするし病気もするし。死ぬ。
 亡くなる間際なんてお金をたくさん積むほど延命できる部分もあるようで、それが余計にしんどい。

 
 カルトの話を!!しろよっ!!!
 三浦さんが演じるのは、超強いスーパー霊能者「ネオ」様。
「呼び方なんてどうでも良いよ、タナカとか。」(すっごいうろ覚え)
 白石監督のシリーズ作品的に、ネオ様は人間ではない可能性もあるとか。
 どこか異質で、でもカリスマ性があって頼りたくなる絶妙な距離感は三浦さんの真骨頂とも言えるのでは。絶妙な愛嬌というか、奥底に優しさと言う名の愛がある感じ。
 これもまた残念なのがちゃんと完結していないところ!!!
 ネオ様の活躍を見たい……出自も気になる……これまた妄想するしかない、、、
 私が石油王だったらなー。続編も作るしあらゆる映像素材を円盤にするのに…。


ネオ様。


ドラマ

ごくせん シーズン2

 ヤ◯ザの一人娘でありながら教職免許を持っている赤ジャージ&おさげ&メガネがトレードマークの通称ヤンクミが、今度は赤西くん・亀梨くん・もこみち・小池徹平くん・小出恵介さんたちが率いる問題児クラスの担任になるぞ!!
 三浦さんはそのクラスメイト”武藤涼介”役。顔の右側に流した明るい色の髪の毛、紫色のインナーが特徴的。教室の隅でバスケットボールで遊んでいたりギターを弾いていたり。最終回付近でセリフも有り!
 教室のシーンになるたび画面にかじりついて探してた。
 というか、ごくせんは放送当時観てた。すごく懐かしかった…。くぅ~!当時から三浦さんのことを知らず知らずの内に視界に入れていたのね、、、 

 大人たちに諦められ、蔑まれ追いやられた子供たちと、それに真正面から向き合うヤンクミ。どんなに背伸びしても、経験や選択肢が少ない彼らにとって本当に必要なものはそんな先生との出会いだった。彼らはとても幸運だったけど、その出会いに恵まれない子供たちも居る。……など昨今の社会問題についても考えてしまった。
 現在で言うとトー横キッズなるものが頭に浮かぶのだが、個人的には彼らの親世代にまで遡る貧困がどうしても気になっていて。地域と貧困と未成年の犯罪の関連性ついて興味があるのもあって。
 また話が逸れたけど、武藤くんはキレイな女性に鼻の下伸ばしたり友人との学校生活を楽しんでいたり、等身大の男子高校生って感じで可愛かったです👦


警部補矢部謙三2 第7話 最終回

 どんと来い!!!超常現象!!!!!!
 …でおなじみ、ドラマ「TRICK」のスピンオフ作品。ヅラ敏腕刑事・矢部謙三が様々な事件を解決するぞ。まるっとお見通しだ!
 そう言えばTRICKも仲間由紀恵さんと生瀬勝久さんが共演してるな。
 三浦さんは阿久津という探偵として登場。生瀬さんに「アンク!生きとったんか!」と言われた登場時、投げたコインを右手で掴むとそのコインが消えている…という手品を披露。
 テレ朝だからか、このシーズンは仮面ライダー俳優が多数登場でやりたい放題だった模様(笑)
 珍しくギャグ多めで嬉しかった。優秀で美しく、でもどこかお茶目な名探偵さん。
 …でも死んじゃったぁ(´;ω;`)
 最終回は各話のゲスト陣が再登場するが、三浦さんだけ幽霊の姿…。最後は右手だけになってフワフワ浮いてた(´;ω;`)


私の嫌いな探偵 第5話

 探偵・玉木宏とその助手・剛力彩芽さんの凸凹コンビが事件を解決します。
 三浦さんが演じるのは、謎の死を遂げたバーテンダー・辰巳千昭。(また死んじゃう役…)
 店を閉めて外に出た時、棒アイスをくわえる千昭さん。これは制作側が意識しとるな…🍨🦅
 浮気調査の依頼で辰巳さんが住むマンションの一室を張り込んでいると、カーテンの隙間から誰かと抱き合う辰巳さん……えっえっえっ?!!!(変な汗)
 と思ったら煙がモクモクモク〜!
「み、見えない!」
「どういうプレイなんだ?!」
 本当にな(笑)
 いや、これは火事だ!というわけで部屋に乗り込むと、胸に包丁を一突きされ息絶えている辰巳さん。事件発生である。
 五月女ケイ子先生の挿絵が見られるとは思ってなかったのでビックリした。

 調査を進めて行くと、辰巳さんは女性であったことが発覚!!!えっ!ええー!
 三浦さんは性別をも超越した配役(桜姫、ふわりちゃんなど)も多く、その繊細な表現がとても秀逸で目を離せないぐらい素敵で、個人的にもすごく注目して見てしまうんだけど、辰巳さん…!そっかぁ…!!
 この作品もコメディ寄り。これまた珍しく三浦さんのギャグシーンも多めで有り難い。
 でも、最後はやっぱり悲しかったな…。


関係無いけど去年描いたファンアート。


天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課- 第6話

 このnoteを書いてるとき、偶然にもTVerで再び配信されたのでもう一度見た。
 これまた剛力彩芽さん出演ドラマ。
 剛力さんとその上司・渡部篤郎さんが、未解決事件を解決するためにあらゆる機関等に交渉して調査する話みたいですぞ。
 三浦さんは傷害事件により刑務所に服役中の男性役。兄弟の弟のほう。
 坊主頭で登場!頭蓋骨の形がきれい。
 面会室で事件を目撃した時のことを語る様子を見ていて「ん?」と思ったら、それは彼が実際に見たものではなく、第三者(というか兄)から聞いた話をあたかも自分が経験したように語っていたためであった…つまり、三浦さんの”演技をしている人物の演技”が上手すぎて凄かった。
 剛力さんのセリフにもあった通り「根は純真無垢で真っ直ぐな人」なんだろうなーと、私も思った。だからこそ、家庭のことを言われてそれを笑ってごまかすとか無視するなど、出来なかった。
 その不器用さが彼の良いところであり、生きづらいところでもあるのだろう。

 お兄さんの罪を知らずにお母さんが旅立てたのは、幸運だっただろうか。
 親が居ないことや里親であるから起こった悲劇というわけではなく、誰しもに起こり得ることだと思う。実際、冤罪によって真犯人を捕まえられなかった未解決事件はたくさんある。
 刑事事件を調べていて度々思うことは、被害者や遺族の人権があまりにも踏みにじられているということだ。加害者は弁護人を立てられて裁判に臨み、未成年であれば実名報道を避けられることもあるのに、被害者は名前も顔写真も出され、悲観に暮れる遺族のもとに集うマスゴミ達。
 昼のワイドショーで面白おかしく有ること無いこと言われ、何も知らない外野からは被害者にも落ち度があると言うような妄想をされ、誹謗中傷の嵐。(足立区綾瀬コンクリ詰め事件や桶川ストーカー事件など)
 このドラマの誤認逮捕も、こういう育ち方をしたからこんなことをするに違い無い、という決め付けが全てのトリガーになった。結果として弟は傷害事件で逮捕歴有り、兄はとうとう人を殺めてしまった。
 この結果だけを見て、何も知らない、又は知ろうとしない人々は片親家庭に対する偏見を深めるのだろうか。

 マスコミとは、基本的に捻じ曲げられるものである。そのテレビ局や新聞社の方向性や大人の事情(広告代理店のアレとかアレとかソレとか)があるのだし、あの政党にとって不利なことは一切報道しないのである。メディアの情報を鵜呑みにしてはならない。SNSで流れてくるその情報を、考えもせず拡散してはならない。
 自分で考えて判断できる人間でありたい…改めてそう思う。
 
 というメディアリテラシーを、昨今の義務教育でどれほど教えられているのだろう?
 我が家には子供はいないし今後ともその予定は無いので知る由もないが、ブラックバイトなどという社会問題も起きているのが現状である。
 いわゆる迷惑メールなどに引っかかってしまった若者の話を聞くに、「騙される方が悪い」と言われても仕方が無いような残念っぷりなこともあり、「君はそんな事も知らずに今までどうやって生きてきたんだ?!」と思ってしまうこともあるが、その人がどんなに無知であっても騙して搾取して良い理由にはならない。

 そーんなことを考えていると、前述した”トー横キッズ”と呼ばれる彼らも、彼ら自身の人格だけに依る問題だけでは無い気がしてくるのである。これも外野である私の個人的な偏見であるだろうか。

 「この変態!」と、差し向けた配慮を足蹴にされても、どんなに偏見を込めて蔑ろにされても、腹は立つだろうが殺して良い理由にはならない。
 この国に生まれ暮らす人間である以上、お兄さんにはしっかりこの国の法律で裁かれ刑罰を受け、更生して欲しい…というか、あの人なら必ずまた歩み出せるだろう。弟とともに。


科捜研の女シーズン21 第16話

 渡部秀さんが橋口呂太役としてレギュラーしていた当時の「科捜研の女」に、三浦さんがゲスト出演!ファン大歓喜!!
 三浦さんは古江美智流くんという、小学校で先生方のサポートをするお仕事に勤める青年の役。
 なんと、数年前にこの学校のカメラマンをしていた美智流くんの父親が、その当時起きた殺人事件の容疑者として逮捕されていたのである。しかも、父は無実。美智流くんは父親の無実を証明するためにこの学校に来たのであった。
 そうか、これも無実の罪によって苦しめられた人、その家族がテーマなのね……。
 「無実だよ!」と語気を強めて父の無実を叫ぶ美智流くんの姿には、胸がぎゅうと締め付けられた。それとは対照的な、生前のお父さんが美智流くんの成人式の写真を撮るシーンの彼の照れ笑いがより悲しくて…。
 あと、その成人式の写真をぜひどこかで公開して欲しいのですが!!!
 人気シリーズだからか、こちらはよく再放送もやってるらしい。有り難い。
 

舞台


グランギニョル

 刀剣乱舞の舞台を手掛ける末満さんがライフワークとして取り組む”TRUMPシリーズ”の作品。
 ゴシックでダークな世界観、命を散らすヴァンプ達の悲哀あふれるお話。トゥキ(好き)。
 無宗教・無神論者で在りながら「神も仏も居ないけど手塚治虫先生と萩尾望都先生は神様だってことだけは分かる」を信条とする私にとって、ヴァンパイアというものには並々ならぬ思い入れがある。私はいい歳して、エドガー様が実在すると信じているような人間だ。いや実在するけどね?
 最近、手塚先生の「アラバスター」を読んだ。デズニーの「美女と野獣」でモヤッてたルッキズムというものに対する答えをここに見た気がした。
 私は骸骨💀がモチーフの物が昔から好きで、描いたり集めたりしているが、それには理由があって、「肌や目の色で人は差別するけど骨までひん剥けばみんな変わらないのにな」と思っているからだ…という気持ちを久しぶりに思い出せた。
 というか、「新選組」も読まなきゃだった!!

 ヴァンパイア居るところにヴァンパイアハンターあり。久しぶりに「傷物語」を読みたくなった。
 ノブリス・オブリージュ。ダリ・デリコの「デリコ、デリコ、デリコ……好きでデリコ家に産まれたわけじゃない!」というセリフが好きだ。
 隣の芝は青く見え、人は無いものをねだるものだ。貧乏人にとっては湯水のごとく金を使える金持ちが妬ましく、逆にダリのような貴族のお坊ちゃんからすれば、放課後に泥だらけになって年頃らしく無邪気に遊べる同級生たちが羨ましかっただろう。
 彼らは将来のレールこそ敷かれていないかもしれないが、だからこそ好きなことをできるし、自由に選択できる。

 ダリのように素直に言える分にはまだ良い。それにがんじがらめになって、本当の気持ちと建前がぐちゃぐちゃになって、不器用なのに強がっていつも不安定なのがダリの親友、三浦さん演じるゲルハルト・フラだ。
 ゲルハルトは父に虐待と言えるほどの躾を受けながら(それしか知らないのであれば虐待とも認識できなかっただろう)、おそらく必死に自分の産まれを肯定してきたのであろう。それがいびつに気高いプライドとなっていった。
 自分を苦しめるのがフラ家に産まれたことであるならば、また自分を救うのもフラ家という誇りであったのかもしれない。
 そんな不安定な彼があのようなカルト教団にはまるのも当然の帰結というか、そこに漬け込まれて引き入れられたのだと思う。

 どうしたってこの地球上に格差は存在するが、”一度だけ生まれて一度だけ死ぬ”、ただそれだけがどの国のどの人種のどの立場の人間においても、それだけが平等だ。
 そんな命のルールを超越して、不死を手に入れたというtrue of vamp=TRUMP。しかし、ずっと死なないことを生きていると言えるのだろうか?と、負け惜しみシンキングな私は訝しむ。
 生きることは死ぬことだ。死に向かっているから生きている。ずっと死ねないのは生きていないのと同じだと思いたいが、その辺どうなんですかね。
 生きるとかそういうのも越えてるってこと?でも人間の生き血をすすらないとヴァンパイアだって生きていけないもんね。

 ゲルハルトが大切な奥さんの貞操を捧げてまでも護りたかった世間体と血統。しかしその教団から決別し奥さん亡き今、ダリと共に自分の子どもという家族とどう向き合っていくのだろう。
 …というのは、おそらくほかのTRUMPシリーズ作品を観ればわかるようだ(嫌な予感しかしない)。
 そして8月7日から放送の「デリコズナーサリー」でグランギニョルから数年後、貴族の貴族による子育ての様子が描かれるらしいぞ!
 ゲルハルト様の声はコニタン。気になる、気になりすぎる。


 そして、グランギニョルの数年前、ダリの新婚旅行のお話が今年の秋に舞台でやるらしい🏨 
 ゲルハルトは出ないようだが…。


 ゲルハルトの繭期はそれはそれは面倒臭かっただろうなと思われるが、それを一番近くで見ていたであろうダリのエピソードとかすごく見たい…妄想するか……。ていうか絶対、寮がある男子校だったよね?!!!!!ギムナジウムだよね!!!!そうだよね!!!ね?!?!


落書きゲルハルト様。


フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜

 2023年の秋、WOWOWにて2バージョンとも視聴。三浦さんはレイ役。南斗水鳥拳!!!
 「お前の血は何色だーっ!」って、こういうシチュエーションでのセリフだったのか。三浦さんは高所恐怖症だと知っているために内心ハラハラしてしまったが、それはそれは見事なアクションだった。
 安心安定の石丸さち子さん演出。私はミュージカル苦手マンだけど、この作品は全然気にならなかったし、良かった。やっぱり見せ方なんだなぁ。
 北斗の拳の知識が皆無な私にとって、どれほど原作がアレンジや省略されているかはわからない。でも、ジャギが居なかったことは分かるよ。俺の名を言ってみろ!!!

 レイは女性のフリをしてゴロツキを誘い出すところから登場。頭に被った布をひらっと翻すと客席からもお顔がちらりと見える。ものすごく美しい。これは騙される。ジョセフ・ジョースターは見習うべき。
 ゴロツキ共は金的を蹴り上げられて痛そうだったけど………いややっぱなんでもない。
 レイは妹の事もあって人間不信と言えるほどツンケンした部分もあるけど、マミヤへの接し方や、久しぶりに村に帰って来た時にリンがまっさきに飛びつく様子を見るに、優しくて面倒見が良い人なんだなぁとひしひしと感じられた。これは、三浦さんが演じているからなのも大きいと思う。
 というか今wikiを見ていたら「マミヤ レイが愛した女性」と書いてあって…え!!!え!!え!!!やっぱり?!あらぁ〜〜まぁ〜〜〜〜〜

 そんなレイの愛情深さを感じれば感じるほど、髪を真っ白にして帰ってきた姿には胸を締め付けられたのだった…。


源平刀剣七夜譚

 2023年の11月頃、愛媛県にある大山祇神社という由緒ある場所にて行われた朗読劇。配信にて視聴。
 源平といえば私が最近見たのは「犬王」とサイエンスSARUのアニメ「平家物語」。平資盛という名前も、辛うじて分かった。
 ラストシーン、自分の生涯を自分で決める、書き換えるという描写はすごく前向きで好きだ。亡霊から資盛へと変わる、あの明るく清々しい表情に、こちらも救われた。
 また、巴御前の話に涙する亡霊さんの美しい涙…。三浦さんが板の上で流す涙はいつもその本当の内側からくる心の血という感じがして、いつもハッとしてもらい泣きしてしまう。
 資盛さんは奄美大島に逃げ延びたという伝説もあるらしい。そうと信じたい。

亡霊さん。



まとめ

 そんなわけで、三浦さん出演作品の細々としたものをまとめてみた。
 どの作品でもひたむきにその人物の人生を生きる三浦さんの表現に、今後も目が離せない。
 これからも、サブスクなど活用して視聴したものがある程度溜まったらまとめたいと思う。
 直近の予定としては、去年の浴衣イベ第二部(今更…)とこの前の3月のLIVEの昼公演と、キミユキの感想を書きたいと思う。
 ブラックジャックによろしく、手紙、GOTTは予定を抑えた!楽しみ。
 ここまで読んでくださった方がいたとしたら、ありがとうございました。それではまた。


平ジェネ舞台挨拶の。去年描いたのを見つけたので貼る。

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