『SDGs(持続可能な開発目標)』 蟹江憲史著、中央新書
著者は、SDGsの世界では著名な学者である。本著はSDGsに関するあらゆる事項を網羅しているSDGsの教科書というべき、一冊である。しかもポストコロナ後の世界を見据えたものとなっている。
「未来の世界のかたち」として国連が示したSDGsは、ゴールだけが示され、プロセスはそれぞれの主体が考えることとされ罰則もない。そのゴールまでのプロセスを世界がバックキャスティングして取り組んでいく。
本著での新情報のひとつとして、2020.5に国連事務総長により示されたコロナ禍のSD