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瀕死のインバウンド・観光。それでもゲストハウスはなくならない。

訪日旅行者数が99.9%減となった衝撃。
つい数か月前までは好調だったインバウンド関連業種、具体的には、旅行業界、宿泊業界、百貨店等、その他文化体験などを担う会社などが、今では非常に厳しい状況に追いやられています。

瀕死のインバウンド

私は、観光庁さんと連携して、訪日旅行者の受入対策を長年行ってきた為、今の悲惨なインバウンド関連業界を目の当たりにして、非常に悲しく感じています。

本来なら、今頃はオリンピック・パラリンピックで日本中が沸いていたはずなのに・・・
本当に悲しくなります。。

大手企業は体力もあるので、数年間の減収期間があっても生き延びることは可能でしょうが、そうじゃない会社は非常に厳しいと思います。。。

魅力あるゲストハウス。その将来は。

個人的に特に気になっているのは「ゲストハウス」です。ゲストハウス運営者の多くは、個人事業のような小規模な会社が多く、潤沢な内部留保があるとは思えません。

ゲストハウスは、日本のローカルや文化との交流を促す魅力的な宿泊施設だと私は思っています。訪日客だけでなく、日本人にとっても魅力的な交流の場です。

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宿泊者同士の交流も嬉しいし、ゲストハウスのカフェ&バーに集う地元の方々との交流も非常に興味深いものがあります。
その地域の文化や名産品・観光資源もゲストハウスのスタッフの方から詳しく聞けて、その地域の魅力を知るきっかけを宿泊者に提供してくれます。

私は「ゲストハウス」が大好きです。ゲストハウスには旅の醍醐味が凝縮されていると思います。今はゲストハウスは冬の時代を迎えていますが、なんとか耐え忍んで欲しいです。

オンライン宿泊、オンライン人力車

ゲストハウスも、今の時代を乗り切るために様々な工夫をされています。オンライン宿泊、オンライン人力車等。これらのサービスは、今後も残り続けるんじゃないでしょうか?
先ずはお試しでといったニーズに合っている思います。

「旅行」はなくならない

今までの長い歴史で何度も疫病が蔓延しましたが、それでも人々が旅行を辞めることはありませんでした。なぜなら旅を人間の本質的な欲求を満たすからです。

旅に出て新たな地を見る、人と交流する、その地の文化と歴史を知る、その地の食を楽しむ。

そういった旅の醍醐味を人は諦めることはないはずです。

ですから、インバウンドは必ず復活します。そしてゲストハウスにも、また人々が集まります。その時まで今は我慢の時。

またゲストハウスで会いましょう!




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