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兼業は、健康的な働き方

現在、私は企業に勤務し、個人事業として士業事務所を運営しています。
いわゆる兼業です。活動割合は、企業:個人=60%:40%です。

大卒後に30歳代中盤迄は企業勤務だけでした。その後、独立系の士業資格を取得・兼業を始めました。当時は勤務先で副業が禁止されていたので、非営利で始め、最近の副業解禁に伴って、営利活動も行っています。

現在、盛んに言われている「働き方改革」とイノベーション、健康な働き方。SDGsの17ゴールの中にも「働きがいのある仕事と健康」として設定されています。

私は、日本のサラリーマンこそ、はやく今の時流にのって、やりがいがあり健康的な働き方を実現すべきだと思っています。

また例によって、私の実体験に基づき、その重要性を綴りたいと思います。

【記事の概要】
1.日本の就業者の85%超が雇用者(雇われている人≒サラリーマン)。
2.多くのサラリーマンを悩ましているのが、組織で蔓延する
  ハラスメント、不健康な働き方、低いモチベーション。
  そんな環境でイノベーションは起きないし、なにより健康を害する。
3.悪環境の一因は、流動性のない終身雇用制・年功序列・クローズド
  な企業文化。
4.最近の「働き方改革」の目玉の一つ、サラリーマンの兼業解禁。
  私は実体験を通して、兼業で、ハラスメント・不健康・低いモチベ
  と創造性は、兼業で乗り越えられると感じている。
5.複数の組織に属し、一組織への過度な従属リスクを減らす。
  広い視野、知見や人脈が得られ、自身のパフォーマンスも上がる。
  自分が開放される感覚を得られる。

閉鎖的組織で蔓延するハラスメント・長時間労働

働いている人々は、自営業や起業家含めた「雇う人」と、「雇われる人」(≒サラリーマン)に大きく分類されます。日本ではサラリーマンが圧倒的に多く、全体の85%超を占めます。

一方、海外をみると、例えば米国のフリーランス率は50%近いというデータもあり、日本のサラリーマン率は非常に高いという特徴があります。

そして言い古されたことですが、日本の会社組織では、終身雇用・年功序列・長時間労働が今なお一般的であり、村社会のような、ハラスメント、不健康な働き方も多くみられます。
そんな環境ではイノベーションは起きないし、なにより健康を害する人々が続出しています。今の働き方改革の流れで、多少は良くなったかも知れませんが、まだ改革は道半ばです。

兼業が「会社への従属性」を低める。

働き方改革の時流にのって、副業や兼業を認める企業が増えてきました。
副業がサラリーマンにもたらす効果は様々ありますが、私が最も大きいと考えるメリットは、一企業への人的従属性・経済的従属性を軽減させられる点だと思います。
収入源が一企業からだけだったり、一企業の中での人的繋がりしかないサラリーマンは、その企業との関係がこじれると、途端に窮地に追い込まれます。とても脆い立場にさせられています。

兼業促進の流れで、サラリーマンが複数組織に所属し、収入源も複数持つことが出来れば、仮に一組織でハラスメントを受けても、もう一つの職場への比重を大きくして、一時的に逃げ込めることが可能です。最悪の場合は環境の悪い会社の方を辞めても無収入にはなりません。これで気持ち的にかなり楽になり、余裕をもって、組織に対して改善要求も出来ると思います。
兼業で、組織従属度というサラリーマン特有のリスクを分散できます。
若い層から早く兼業を始めて、この組織従属度を軽減して欲しいと、私は切に願います。

スモールスタート・マルチキャリア、そして開放感

では、どうやって副業や兼業を始めるのか?
私は経験上、小さく始めることをお勧めします。はじめは非営利で、自分が所属するコミュニティで、小さく始めるのです。身の丈に合った規模で。

スモールスタートについては、面白い書籍があるので、改めて紹介したいと思います。

たとえ非営利であっても、得られるものは大きいと思います。

今の企業では得難い人脈や視野を得られる。
今の企業での業務に役立つ気付き。ちょっとした変革や創造、イノベーションに近い何かに気づくことがある。
挑戦したかったことができている高揚感と開放感が得られる。

私は大学卒業後に、一つの企業に勤めることに違和感はなかったのですが、副業を始めた時に、何とも言えない開放感を感じました。

所属する企業から離れて、全く違う立場の人間として社会で活動しているのです。そのことに、新鮮で自由な感覚を得たのです。

副業を続けれて経験を積めば、本業に匹敵するキャリアを形成できるようになります。既に私のまわりでは、そういった働き方をしているサラリーマンが増えてきています。

副業や兼業が出来る環境のサラリーマンの皆さんは、ぜひ副業にトライしてみて下さい!ほんとお勧めです。


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