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ロックンロール氷河期
皆さんこんにちは、こんばんは。
昨今の音楽シーンや、人気上昇中のバンドを見ていると、あることを思ってしまいます。
ああ、「ロックンロール氷河期」だなあと。
何故、そう思うのか、共有させていただきます。
・「自分はクズ」という姿勢の楽曲
最近、インスタグラムやYouTubeのshorts動画などを見ていると、「僕はクズ」「俺はダメ人間」みたいな、そんな歌詞を唄うバンドの楽曲が多く流れてきます。
僕は今21歳なのですが、実際同世代の若者達の中で流行っている楽曲も、そんなバンド、楽曲が多い気がします。
このような感覚は、僕が思うに、ロックンロールというユースカルチャーの抱く感覚とは、まるで違うものです。真逆とも言えるのではないでしょうか。
・ロックンロールの「自己嫌悪」に対する向き合い方
とはいえロックンロールも、「ダメな自分」に対する、自己嫌悪感情を抱くところまでは、一緒だと思います。
ロックンロールは、ダメな自分に対して、本気で悩みを抱えます。このままでは生きていけないと、焦燥感に駆られるのです。
そして、そんなふうに思う人達に、共感を与えたり、優しく寄り添ってくれたりします。
生きづらい世の中に対する怒りを代弁したり、孤独に寄り添い、「僕はひとりじゃない」と思わせてくれます。
だけど間違えちゃいけないのは、ロックンロールは、悩みを「解決」はしてくれません。
悩み続ける僕らに対して、只々、寄り添ってくれます。
The Whoというバンドのピート・タウンゼントの言葉が、当にそのとおりだなと思います。↓
"ロックンロールは、別に俺たちを苦悩から解放してもくれないし逃避させてもくれない。ただ、悩んだまま躍らせるんだ。"
・一方最近の流行歌は、、、
一方で最近の流行りは、ダメな自分に対して、「それでいいんだ」っていう態度のものです。
なんなら、ある種の「ナルシズム」を抱いているように思います。そこにルサンチマン(弱者の嫉妬心)はありません。
何故なら、いかに自分がクズか、とか、ダメ人間か、みたいな事をタイトルや詩に引っ提げ、かっこいい演出でライブで演奏しているのですから。
本当の自己嫌悪では、ないんじゃないかなと思います。
たくさんダメな自分を曝け出して、でも、こんなクズな自分が好きなんです。と、。
そんなふうに開き直っていて、悩みを抱えてはいないんですよね。
・あとがき-僕はロックンロールが好き
ユースカルチャーというのは、如実にその時代の若者の世相を反映すると思います。それらを参考にしてその世代が持つ価値観や思想の傾向を見出すのが、「歴史」というものです。
だから「こんなダメな自分」に対して、悩むことなく、それを認める。そんな感覚が、今の若者世代のリアルな感覚なのでしょう。
個人的には、やっぱりそういうのより、ロックンロールが好きですし、偶に「ロックンロールバンド」を見つけると、嬉しい気持ちになります。
歴史は回ると言いますから、いつかはまた、立場が逆になる日が、来るんでしょうかね?(^^)
皆さんは、どんな未来を想像しますか?是非聞いてみたいものですね🤔
それではまた、何卒よろしくお願いします🙇
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