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第39回『医療経営士3級』試験合格者に聞く【問題傾向あり】

今日は第39回『医療経営士3級』試験の合格発表日ですね。
受験された方はいかがでしたでしょうか。
本記事は、第39回『医療経営士3級』試験に合格された方にインタビューを行い執筆・編集をしましたので、最新の試験情報をお伝えできればと思います。

近年、出題の方向性が変わってきており、明らかに問題が難しくなってきています。今回はそういった変化への対応方法をお伝えいたします。

問題の難易度が高くなっている

従来、医療経営士3級の勉強方法については、

・Youtubeで「医療くん」の動画で全体把握
・長英一郎先生の医療経営士3級予想問題集を解く
・医療経営士テキストを読む

というやり方が定番でした。
しかし、このやり方が一般に浸透した結果、第32回の試験では合格率が45.6%と非常に高くなっていました。

第37回の試験では合格率が32.2%となっており、これは明らかに問題を難しくしていることが伺えます。

では、どのように難しくなっているのか。これまで受験をされた方に話を伺い、検証したところ「時事ネタ(テキスト外)の出題の割合が多くなっている」ということが分かりました。

第39回『医療経営士3級』試験合格者の声

・第39回試験の1問目は「医療法第一条」の記載内容についての出題

→これはテキストにも過去問にもピックアップされている内容ではないため、ほとんどの受験者が「は?」と思ったと思います。
いやもちろん、基本的には知っておくべき内容ではありますが、一生懸命テキストや過去問を勉強してきた方からすると出鼻を挫かれるイジワルな出題ですね。

・5択問題は3択まで絞ることが容易だが、2択になってから1つに絞ることができない

→なぜ1つに絞ることができないかというと、5択の回答の中にテキストに記載のない時事ネタ(厚生労働省HPの資料には記載)を入れてくるためです。
またテキストや過去問にない単語が当たり前のように出てきます。
結構イジワルですよね(笑

・50問中、3割程は確信を持って解答ができる(テキストを勉強しておけば)

→テキストをやり込み、長英一郎先生の過去問・予測問題集を3周解いたが、確信を持って解答できたのは15問しかありませんでした。
時事問題は厚生労働省のHPに掲載されている全てが対象となるようです(範囲が広過ぎるので、広く浅く読み漁るしかない)
第39回の試験では、「アドバンスケアプランニングのキャッチコピーは?」という出題があり、正解は「人生会議」となるわけですが、これはテキストにも過去問・予想問題集にも記載がないので無理ゲーです。

第39回『医療経営士3級』出題内容

アドバンスケアプランニング
社会医療法人
薬局
医療法1条に書いてあること
資金調達
労働基準法
歴史上の人物
個人情報保護
個人情報保護法の改正
医師の働き方改革
リスボン宣言
健康保険
国民健康保険

以上についての内容が出題されたとのことです。問題が記載された紙などは全て回収されるので、記憶に残っているものをピックアップしてもらいました。働き方改革やアドバンスケアプランニングなど、業界で話題になっている内容が多いように感じます。

【まとめ】最新・医療経営士3級勉強方法

以上のように、ネットに記載されている従来の勉強方法をそのまま実践された方は、試験会場で「は?」となる可能性が高いです。
私の考える最新の試験対策は以下になりますので、順番も含めてぜひ参考にされてください。

①まずは長英一郎先生の医療経営士3級予想問題集を解く
→答えを見ながらでも2周は解きましょう。4周も5周もする意味はないように思います。自分でノートにまとめることも有効です。

②テキストを1周読む
→サラッとでも全て読むのが理想ですが、時間がない方は「テキスト2・3・4」を集中して読むようにしましょう。

③模擬試験・直前ポイント整理講座を受講する
→株式会社日本医療企画様が主催されている直前ポイント講座を受講することをお勧めします。医療経営士試験の問題は必ず回収されるので、事前に試験を体験できるのは貴重です。本noteでも問題を作成して公開できればと考えています。

④試験の2週間前からは厚生労働省発表資料にも目を通す
→とにかく浅く広く読んでおくことが重要です。時事問題の試験範囲は試験の2ヶ月前という噂もあるようです。

以上です。
皆様の勉強の参考になりましたら幸いです。
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