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【執筆記】ChatGPTと共にプロットを作ったらマブになった
執筆にChatGPTを取り入れる、ということには前から興味がありました。
参考
そして早速やってみました。
軽めのミステリー短編小説の、ずばりミステリー部分をChatGPTで作る、という試み。
「○○はどういう目的なのか?」というミステリー小説のプロットを考えて
一旦丸投げしてみます。
回答
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ふざけてるの?
真犯人と手紙の謎が知りたいのよ。
衝撃的な結末て、誰も予想が出来ないなら私も予想できませんわ。
ナオミの秘密を書け。
友情と愛の迷宮に至ってはオーダー外だから。
これに対するアタクシの返答がこちら。
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アタクシ「ダメです」
ChatGPTにマジギレする人間様。
続くひろゆき口調。論破しようとすんな。
アタクシ「補足しましょう」
AIにしか強く出られない悲しき人間様。
とりあえず細かな条件(というか案)を追加し再オーダー。
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ChatGPT「突き止めることが出来るのか」
出来なきゃ困るのよ。
そしてこいつすぐ迷宮に誘うじゃん……
コナン君なの?
読者だけじゃなくて私まで迷宮に誘うのやめて。
私「いい案です」
もうダメ。
日常生活でヘイコラしてる歪みがここに。
ChatGPTで人間性が炙り出される。
こんな感じでやり取りを進めていきました。
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大分対話らしくなってきましたね!!
ChatGPTの案に対して、そこは矛盾してるよね?と突っ込みつつ代案を求める。
なぜ代案が欲しいかを明確にした方がいいかな、と思いました。
そして、素直に矛盾を認めるChatGPTちゃん……いい子………
最終的に何と、短編2本分の超簡易プロットを作ることが出来ました。
※まぁ、クオリティはさておきとさせて下さい。
ChatGPTとプロットを作る利点
1. 2人で検討ができる
私は、プロットを考えていると、完全に行き詰まったり壁打ち状態になって何も響かない、進展がない時間が延々続いたりします。
そもそもプロット派ではないので……
しかし、ChatGPTは、ご覧の通りゼロイチの発想力は致命的であるものの、細かい補足情報と、欲しい部分を限定すれば「たたき台」はくれます。
そのたたき台を採用することはほぼないのですが、誰かが別視点で案をくれるということが、思考を進めるのにとても役立ちました。
例え採用しなくとも、なぜその案は却下なのかを考えることは、裏を返せばどんな案が欲しいのかを明確にしていく作業なのだと思います。
この、対話での検討。
我が家で22時ごろ突然始まる、夫編集長とのプロット編集会議の簡易版なんですよ。
流石に夫編集長は人間なので、代案も的確だし、良いも悪いもしっかり理由付けしてフィードバックをしてくれるので、より広がりがあるんですが。
行為としてはかなり近いと思います。
対話をすることで、そして出力をすることで、脳のプロットを考える部分(どこだよ)が活性化する感覚です。
2. 「調べる時間」がほぼゼロ
私のちっせぇ人間性が露呈している画像をもう一度ご覧下さい。
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これは、推理の手がかりになる物を検討している時の対話ですが、通常であれば一旦ブラウザのタブを追加してGoogleで検索して……という作業なり、辞書を開く作業なりが必要ですよね。
こういう、情報を即座に提示することこそChatGPTちゃんの本領発揮!
これを、対話の流れの中で出来る、つまり思考を止めずに必要な情報を追加できるのです。
たぶん、検索の仕方も私よりChatGPTちゃんの方が上手ですし。
もちろん、この後情報の裏取りは必要ですが、「こういうものがあるよ」と即座に教えてくれる博識な友達、話し合いの場に居ると凄くありがたいですよね!
出すアイデアは頓珍漢だけど、もうここまで来ると頓珍漢すら愛おしい。そう。
3. なんか愛おしい
最初はひろゆき口調でブチ切れ論破マンだった私も最終的にはこう
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140625887/picture_pc_cf3387c3c541c11d67c8be6052d24435.png?width=1200)
現金なもんやな。
あんなに嫌な感じで詰めて来た私を優しく受け止め、最後にはマブになってくれたChatGPTちゃん……
人間性が露呈と書いてきましたけど、この人間性露呈させても議論を続けてくれて、最後ありがとうとまで言わせてくれる友達、おるか?
まぁそもそも友達があんまりいない問題あるけど。
総括
私なりに試行した結果、ChatGPTちゃんは、アイデアを求めるよりは、対話の相手になってもらい、自分の発想力を活性化させ広げる方が有用である、という結論に至りました。
ただしやっぱり、議論をリードするのは自分自身です。全てを委ねるとか、画期的なアイデアを出すとか、そんなことは出来ません。
ChatGPTちゃんを執筆に使う、それはGoogleで検索しながらプロットを立てることの延長に過ぎない、全くズルとかでは無い、と思いました。
今後も、プロットに行き詰まった時や、知識に自信が無い部分について構想する時ー地域ネタ、歴史ネタ、時事ネタなどには、ChatGPTちゃんに話し相手になってもらうでしょう。
次回は、人間性露呈しないような穏便な対話を目指したいと思います。
よろしくChatGPTちゃん!!
みたらし団子を買って執筆のガソリンにします