見出し画像

私たち夫婦の仲直りの仕方

出会って4年、結婚して1年半。
お互いアラサー。良い年した大人のはずだが、まだまだ喧嘩をする。

付き合ってすぐの頃は、本当に喧嘩が絶えなかった。
今となっては何が理由で喧嘩していたのか思い出せないほど些細なことで苛立ち、それを相手にぶつけ、受け取ってもらえずに(そりゃそうだ)余計にヒートアップ、という流れが大半だった。

関西人同士なので、言葉も迫力がある。
といっても私は喧嘩に慣れておらず、関西人のくせにビビっちゃって、怖さから余計なことをたくさん言ってしまう。まるで小型犬が大型犬にキャンキャン吠えるような感じ。それが余計に問題を大きくし、喧嘩を長引かせる。

出会ってすぐの頃は喧嘩が絶えなかった私たちも、今ではほとんど喧嘩しなくなった。
でもそれでもやっぱり、たまに意見がすれ違うことがある。


一番多い「すれ違い」が、
自分が抱いた期待が、相手に伝わらなかった時。

「伝わってないよ」「聞いてないよ」という言い分と、
「こんな行動をした」「こんな風に言った」という言い分がバッチバッチにぶつかる。

(書いてて気づいたけど、これ、ただの水掛け論やん…)

じつはお恥ずかしいことに、今まではこんな水掛け論の喧嘩が1日に及ぶことがあった。のだけど、最近では1時間もしないうちに問題が収束するようになった。


最近気づいた、一番早い収束方法は「二人で笑うこと」。

たいてい彼の方が、途中で集中力が切れる。というか、怒りの沸点が過ぎ去るのが、彼の方が断然早い。彼は最初にカーッとなって、その時が一番のピーク。

対する私は、じわじわとピークを迎える。

最近分かったのだが、私のこのじわじわヒートアップしてきた怒りは、そもそもの問題に対する怒り、というよりは、喧嘩をしている最中に生じた相手の嫌な物言いとか雰囲気に対する怒りであることが多い。
意見がぶつかり合っていると、自分もイライラしているし、相手もイライラしている。そのイライラをぶつけ合っていること自体に腹が立っているし、悲しくなっているし、なんだか情けない気持ちにもなっている。
どうやら、そういうのが全部ごちゃまぜになって、私はじわじわと怒りのピークを迎えているようだ。

こうなると着地地点が分からなくなってくる。喧嘩や言い合いが無駄に長引く。

そこで、まずは「問題そのもの」に対してではなく、その場のイライラMAXの雰囲気をなんとかすることに意識を向けるようになった。
愛する者同士が結婚したのだ。雰囲気さえ良くなれば、喧嘩ではなく、話し合いに持っていける。


そこで、先ほども言った「笑うこと」が有効だ。
長い時間言い合いをしていると、1回は笑えるタイミングが発生する。外から変な音が聞こえたり、おかしな言い間違いをしたり。

今までは、相手がちょっと笑ったとしても『ここで笑うものか。私はまだ怒っているのだ』と意地を張って耐えていた。でも辞めた。喧嘩が長引くことに何のメリットもないことに(ようやく)気付いたからだ。
相手がフフッと笑った時は、このチャンスは逃すまいと私も一緒になって笑うようにしている。

笑うタイミングとして良くあるのが、彼が話している途中で噛むこと。
本人も自分が噛んだことに笑いそうになるが、私がすごい剣幕で怒っているから笑うのを我慢している。そのタイミングを見逃さず、私がクスッと笑うと、その一瞬で雰囲気が一変する。

「なんでこんなことで喧嘩してるんだろうね。お互い大好きなのにね」
笑いはイライラした気持ちを緩ませる。そして、緩んだ心は「ごめんね」という言葉を引き出す。これでようやく、話し合いが出来る。やっとスタート地点に立てる。

これが私たち夫婦の仲直りの仕方だ。

結婚して1年半。喧嘩から話し合いへの移行時間が着々と短くなっている。
最終的には喧嘩の時間ゼロで話し合いが出来るようになれば良いな。

頂いたサポートは中学受験に挑戦するママたちへのサポート運営維持のために用いられます。