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本とオーディオブック、日本と世界の違い

欧米、特にアメリカで出版された本と日本で出版された本の両方を均等に読む人なら、きっと気づいていると思う。

本の構成や書き方に結構な差がある。例えば、ノンフィクションのビジネス書やライフハック本の場合、欧米のたいていの本には書いていることを裏付ける根拠が引用先・出典として明記されている。

それに対して日本では、統計的な数字さえ、どこから引っ張ってきたのか説明されていないものが多い。「〇〇するだけで痩せる」「〇〇すると癌が治る」なんてエビデンスがはっきりしないことを堂々と言う。

これで本になって、しかもベストセラーになるのだから、日本ってすごい(皮肉😙)

ちなみに、メルマガの文体も日本独特のスタイルが多い。スマホ用に、一行を短く、さらさらと読める。改行しなくていいところで改行する。しかも「。。。。」が多い。例えば「その理由は。。。。(改行)」
「つまり。。。。(改行)」などなど。

オーディオブックのナレーションにも日本とアメリカでは差がある。日本のオーディオ書籍の場合、ほとんどプロのナレーターが朗読している。

プロの発声だから、もちろんわかりやすいのだが、なんだか均一すぎて、面白味がない

アメリカのオーディブルだと、著者自身がナレーションをしている場合が多い。発声や滑舌はプロのようにはいかないが、内容を知り尽くしているだけあって(自分で書いたのだから)、その思いが伝わってくる気がする。

日本のオーディオブックは残念ながら、完璧なナレーションに消されてしまって、著者の想いがあまり伝わってこないように思う。

それに比べたら前回紹介したPocketの方が朗読は自然だ

ウェブで見つけた興味深い記事を、Pocketのクリッパーを使って一瞬でメモできる。それを音声で再生すると、日本語でも、英語でも自然な朗読が聞けるのでぜひおすすめしたい。

昨今は音声メディアが活発な時代だ。オーディオブックもいいけれど、ウェブ上の記事を耳で聴くカルチャーがもっともっと増えると楽しくなる。


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