大学生のTOEIC800点対策①:方針&時期
ちょっと趣向を変えて、私が大学生のために実施しているTOEIC対策についてご紹介してみます。英語科目を教えている関係で学生から個人的にTOEIC対策のアドバイスを求められる機会も多く(新型コロナ以降は激減しましたが)、200人以上にアドバイスをしてきて成果もそれなりに出ておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。今回ご紹介するのは大まかな方針と時期について、レベルはおよそ800点が目標です。
なお、私はいわゆる帰国子女だったので英語は得意で、TOEICも満点を取得しております。自慢のようで恐縮ですが、10年以上前に初めて学生からTOEIC対策のアドバイスを求められた時に、自分自身で高得点を取っていないとちゃんとしたアドバイスができないと思って挑戦しました。もちろん、その際は対策本も数冊読んでしっかりと準備した上で受験に臨んでおります。そうした準備なしに受験してしまったら、仮にネイティブであったとしても満点を取るのは難しいと思います。TOEICで試されるのは英語力だけではない、ということは最初にしっかりと意識しておいたほうがいいでしょう。
★大まかな方針
◎コスパとタイパを重視
いざ大学生になってみると、意外と忙しくて時間に余裕がないと思っている人も多いと思います。授業にバイトに対人関係に趣味(ゲームやSNSや動画など)、全てをこなすには到底時間が足りません。また、長引く不況の影響からか、昔よりバイトに時間を費やさざるを得ない学生も多いようで、公式問題集などのテキストは高すぎて買えない、という声もよく聞きます。そうした時間とお金がない大学生に対して、できる限りコスパとタイパを重視した対策をアドバイスできれば幸いです。
◎多くの人の成果に基づく対策
たった一人の経験談に基づくやり方ではなく、200人以上の学生と1対1で直接対話しながらアドバイスして情報交換もしてきた成果をご披露していきます。授業で大人数に対策の仕方を教える講義も実施しておりますが、やはり最後は個人の事情に合わせたアドバイスがベスト。
◎楽して高得点は無理
どんなにタイパ重視とは言っても、ちゃんと自分の時間を使って1〜数ヶ月間は独学する覚悟が必要です。「1週間でスコアアップ」がご希望の方には向きません。そうした対策も確かにありますが、それは他をあたってください。
★対策の実施時期
◎短期間でスコアアップが効くのは1度だけ
初心者向けの短期間スコアアップ法も確かにありますが、ある意味で1回だけ効くドーピングです。即効性は高いのですが、一度覚えてしまったら、それでお終い。その後のスコアアップには地道な努力が必要。
◎特に単語は長期間取り組む覚悟が必要
残念ながら、大学生の多くは受験直後から単語力が低下
一度忘れてしまうと振り出しに戻るので、中断せずに継続
市販のハイレベルTOEIC対策本はほぼ単語・フレーズの難化
レベルアップに一番時間がかかる分野
◎長期休み(夏休み&冬休み)を活用し1ヶ月以上毎日演習
受験前は1日30分〜1時間程度の演習を1〜3ヶ月集中実施
◎3年次末からの就活に向けて夏休みまでにベストスコア達成が理想
出遅れたら、冬休み前後に受験するため3年次後期に対策
今回はここまで。今後も関連記事を随時投稿予定。
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