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経済原論概説

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初学者向け。経済原論、あるいは経済学に触れてたことのない方向けのコンテンツ。経済学全9回に渡り近代経済学(ミクロ・マクロ経済)とは対をなすように発展してきた経済理論を紹介し、また… もっと読む
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#経済

経済原論概説 記事案内

現代経済学における「経済原論」の位置づけ 現在の大学教育等における(狭義の)「経済学」は、…

堂 慈音
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経済原論概説 第1回 理論構成

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経済原論概説 第2回 貨幣論

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経済原論概説 第6回 日本近代経済史 前編

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経済原論概説 最終回

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経済原論概説 番外編 置塩経済学における利潤率低下論+20世紀前後の欧米経済

記事案内 はじめに  利潤率低下論とは、イギリスで発展した古典派の経済学、とりわけデイビット・リカードウ及びジョン・シュチュワート・ミルという人物の経済理論を支える支柱となっている。リカードウによって提唱された利潤率低下論は、「人口(生物個体数)の増加率は食糧の増加率を上回る」というトマス・ロバート・マルサスが『人口論』で展開した考えに強い影響を受けたミルによって継承された。  置塩経済学とは、置塩信雄というマルクス経済学の研究者として名高い日本の経済学者の名前に由来する。

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