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経済原論概説

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初学者向け。経済原論、あるいは経済学に触れてたことのない方向けのコンテンツ。経済学全9回に渡り近代経済学(ミクロ・マクロ経済)とは対をなすように発展してきた経済理論を紹介し、また… もっと読む
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記事一覧

経済原論概説 記事案内

現代経済学における「経済原論」の位置づけ 現在の大学教育等における(狭義の)「経済学」は、…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 第1回 理論構成

講座案内 理論の背景 学問的、及び歴史的な経済原論の始まり、すなわちマルクス経済学の始ま…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 第2回 貨幣論

記事案内 前回 物々交換から貨幣へ マルクス経済学における労働価値説を巡って、「価値」と…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説  第3回 貨幣から資本への転化

記事案内 前回 貨幣によってもたらされる商品交換のプロセスは W - G - W - G - W - G -… …

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 第4回 資本主義社会

記事案内 前回 生産の細分化 労働価値説に基づいて資本主義社会の解析を進める為に前回の式 …

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 第5回 剰余価値説

記事案内 前回 今回は必要労働と剰余労働の関係について、剰余価値説と呼ばれる理論を紹介す…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 第6回 日本近代経済史 前編

記事案内 前回  現代の日本企業は投資が活発ではなく、剰余価値部分を内部留保として蓄える傾向が強い。再生産理論によれば、資本循環による資が蓄積され拡大再生産が行われることによって労働者や生産手段の需要が高まり、投資が活発になっていき、さらに資本蓄積が増えれば更なる拡大再生産がなされていくはずである。需要が供給を上回っている場合は好況で拡大再生産が行われるが、需要が供給を下回ると、過剰生産となり過剰生産恐慌が発生する。投資があまり行われないということは需要量も上昇しないので

経済原論概説 第7回 日本近代経済史 後編

記事案内 前回  IMF・GATT体制並びにケインズ政策は、1950~60年代に於いては有効に機能し…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 最終回

記事案内 前回 現代社会  社会主義の形態が変容するように、資本主義もまた様々な変化が起…

堂 慈音
4年前
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経済原論概説 番外編 置塩経済学における利潤率低下論+20世紀前後の欧米経済

記事案内 はじめに  利潤率低下論とは、イギリスで発展した古典派の経済学、とりわけデイビ…

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堂 慈音
4年前
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