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スプリング・ハズ・カム

はーるがきーた、はーるがきーた、
どーこーにーきたー♪
言わずと知れた、童謡「はるがきた」の一節。
今年も桜の開花が各地で宣言され、暖かな陽気に胸踊る季節がやってきた。
さらに今年は、コロナ禍の閉塞感から脱却し、花見の解禁や脱マスクなど、明るい話題が拍車をかけ、さらなる高揚感を与えてくれる。

冒頭でも挙げたが、春にちなんだ曲が、頭の中を駆け巡る、脳内ミュージック現象が今年も絶賛発動中である。

春とつく曲では、
「はーるよこい、はーやくこい」春よ来い(童謡)
「はーるよー、とおきはるよー」春よ、来い
「こういうゆめなら、もーいちどあーいたい」春~スプリング~

桜が出てくる曲だと
「さくら、さくら、今舞い上がれ」さくら(独唱)
「さくら、さくら、やーよいのそーらーは」さくらさくら
昔の職場でよく聴いたな…。

「さくら、さくら、はなふーぶーき」夜桜お七
「桜舞い散る中に忘れた記憶と」さくら

そんな中で、最近あまり聴いてはないが、急に「はーるになれば♪」という曲が脳内に流れてきた。
その後の歌詞が出てこないが、「どじょっこだーの、ふなっこだーの」とか続いてたかな?
曲名が気になって調べたら歌詞の通り「どじょっこふなっこ」って曲だった。

1番の歌詞は以下の通り。

春になれば しがこ(氷)もとけて
どじょっこだの ふなっこだの
夜が明けたと思うべな

東北地方の童謡で、春の到来を描いた作品のようだ。

ちなみにこの曲、2番以降は夏、秋、冬と続いてたのは知らなかった…。

さて、どしょうやふなは該当しないが、かつて気象庁がやってた生物季節観測というものがある。
春ではうくいすやひばりなどの初鳴きの日を各地で観測していたものである。

残念ながら、この観測は2020年で終了してしまったようだが、季節の到来を生物の鳴き声などで記録を残すというなんとも風流な観測。
もし、学生時代に戻れるなら、是非自由研究でこのような観測をしてみたいものである。

自由研究とまではいかないが、年度末、仕事が忙しく、季節を感じる余裕もない中、少し立ち止まって、自然に目や耳を傾ければ、きっと心に余裕ができ、ストレスも少しは発散できるはず。
せっかく四季を感じることができる日本にいるのだから、感じなければ損だなと思った。

スプリング・ハズ・カムを「バネ持ってこい!」と訳すことができるようになるかはわからないが…。

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