15〜17世紀イギリスの心霊オカルト怪異をリサーチするのにEEBOというサイトが強力すぎる!
EEBO(Early English Books Onlin)という、15世紀〜17世紀の英語テキストを検索できるサイトがありますが、
これ、イギリスの心霊オカルト怪異事情に興味がある(私のような)人にはめちゃくちゃ面白い使い方ができます!
↓いろんなサイトや図書館データベースからつながっているようですが、ネットブラウザ上で動かすなら、たとえば以下。
使い方を以下に記載しておきます。
・まずはメールアドレスとパスワードを決めて会員登録
・検索ワードに、自分が興味のある分野のキーワードを入れます。たとえば「haunted」(憑依)と入れてSearchボタンを押すと、
この時点で面白いのですが、ヒットした件数が年代ごとに出てきます。このキャプチャでいうなら、「1520年代」には18件、「1530年代」には17件がヒット、となるわけです。
あとは、興味のある年代をクリックし、どんな文章上に「haunted」が出てきているかをみるとよい。
この例で言えば、「ロンドンの宿泊施設には悪霊がhauntedしているところが多いので怖くて泊まれません」という、16世紀商人のボヤキの書類がヒットしたりする。面白い!
ただし!
ひとつ注意点。当然ながら、15世紀〜17世紀の英語は現代英語とは違います。読解にはそれなりに時間がかかります!もっともこの頃の英語(Early Modern English)は、文法的なところはもうほとんど現代英語に近いので、辞書サイトで個々の単語を調べていけばシロウト英語研究家でも意外に読めるもんです。
(↑この、微妙に現代英語とは単語のカタチや活用語尾や人称ルールが違うけど、基本文法は同じなので、なんとなく読める感覚があるのが面白い!)
自分が知りたい単語(私の場合は、hauntedとかghostとか)でヒットしたものを手元にメモして後で何度も読み直す、というだけでかなり当時のイギリスの怪異世界には詳しくなれるし、当時の人々の信仰心とか感受性とかにも親近感が持てるようになります。ブリティッシュゴーストストーリー好きにはたまらない筈!
ぜひぜひ、オススメしたいサイトとして、紹介させていただきます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?