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【追悼ドナルド・サザーランド】SFホラー好きなら『ボディスナッチャー』(1978)こそ彼の代表作と認めてくれる筈だ!

2024年六月、カナダの名優、ドナルド・サザーランド先生が亡くなりました。

私を含めた多くのB級SFホラー好きが

「心から、ありがとう!ドナルド・サザーランド!」と感謝の追悼の念を送ったことでしょう!

だって、ドナルド・サザーランドといえば、

超名優のはずなのに、どういうわけだか、「ええ!?こんな低予算のおバカなホラーにも出てくれてるの!?」とたびたび映画ファンの度肝を抜いてきた、

「お願いするとどんなアホ映画にも気軽に出てきてくれて、しかもちゃんと怪演を残して盛り上げてくれる、B級映画界の助っ人名優」!

一時期は、あまりに「なんでも出演してくれる」ので「えー?またドナルド・サザーランドなのー?最近飽きてきたー」と失礼なことをいう人も現れるほどデフレを引き起こしてた。

そんな彼の代表作といえば、皆さんは何を思い出しますか?

私はだんぜん、『SFボディスナッチャー』(1978)ですね!え?知らない?それはもったいない!!

これは傑作ですよ!私が過去に観たSFホラー映画の中でも、とりわけ好きな作品のひとつだ(『ボディスナッチャー』は何度も何度も映画化されているので紛らわしいのがいっぱいだけど、ドナルド・サザーランドが出てるのは1978年のバージョンね)。

低予算ホラーといえば、まあ、低予算。しかしエイリアンのデザインのグロさも見事だったし、心理的に追い込んでくる脚本も素晴らしいし、そして、あの、絶望オチ!

ていうか、何が怖いって、あの濃ゆい顔で「ああ!」とか「のおお!」とかひきつった恐怖顔をするドナルド・サザーランドが、、、そして後半になると開き直ったかのように、身近な武器を拾ってエイリアンのアタマを容赦なく血しぶきプシューと叩き潰しながら走り回るドナルド、サザーランドの顔が、いちばん怖いのだw

エイリアンと戦う側の、人類の側の、主役の筈が、結局、インパクト満点な「怪演」になってしまうあたり、

ドナルド・サザーランドはやはり、SFホラー映画に出るために生まれてきた男なのである!

そんな彼の魅力が爆発する『SFボディスナッチャー』が、どうやらいまや古い映画として、

SF好きの間でもいまいち、忘れられた作品になっている模様!これはもったいない!凄く面白くて、ちゃんと怖い傑作なので、知らなかった方はぜひ一度、チャレンジしてほしい!

そして何よりも、私も一人のSFホラー映画ファンとして、心から、追悼します!「ありがとう、ドナルド・サザーランド!!」

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子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!