【ライター活動報告】トルコの作家さんによる幻想小説の日本語版製作に微力ながら参加!たいへんな語学修業となりました・・・
やっとリリースとなりました!
前にも紹介した、トルコの作家Ö.Burcu Öztürkさんの書いた幻想小説の、日本語版です!
https://books.rakuten.co.jp/rk/42e66c8e572b32119ce677c74ea0c35b/
「やっと」という言葉には大変な重みが入っています。
こちらの件、私は日本語翻訳版の「校正」という立場で参加させていただきました。実際、上掲の書の奥付に、
「校正:八代矢於紀」の名前が入っております
どんな役割だったかというと、日本語に翻訳された原稿を「さらにナチュラルな日本語に校正」ということで、
特に直訳体になっていた登場人物たちのセリフを「キャラクターのセリフとして自然な口調に」直すところをがんばりました。これが凄く面白い、しかし、たいへんな作業でした。
なにしろ、この『夢路』という幻想小説、ティーンの少女が「夢か現実かが曖昧なナゾの迷路のような町」をさまよいながら、精神的成長を遂げていく、という物語で、
幻想の世界の中に現れてヒロインを導く、いわゆる「賢者キャラ」の老婆が出てくるのですが、この人が語る哲学的なセリフを「自然な日本語」にする、というのがなかなか至難でして。。。
小説の翻訳というのはこんなに難しいものかと、何度もスランプ状態に陥りました
そういうときは、スターウォーズ日本語吹き替え版のオビ=ワンのセリフとか、バットマンの日本語吹き替え版のアルフレッドのセリフとか、さらには『ラビリンス-魔王の迷宮』や『アリス・イン・ナイトメア』の日本語吹き替え版の「賢者キャラ」を参考に、必死に練り上げたのが、たとえば、以下のもの。
あんたは私たち全員の未来を変える可能性すらもっている。けれどもあんたは、私たちの未来を変えるべきか、このままにするかについては、そもそも自分で決めることができる。誰にもあんたにどうすべきかを強制することはできないさ。たとえあんたが持っているその能力が、あんたに責任と選択を迫ってきているとしてもね。いずれにせよ、大事なのは、あんたがその予言の通りにするかどうかは、自分で決めるべきだってことさ(『夢路 ザ・ガーディアン・シリーズ』(Ö.Burcu Öztürk)より)
こうした、「ナゾめいているけど、ちゃんと主人公の次の行動につながる伏線になっている」セリフの数々を、どう日本語小説っぽいセリフに翻訳したか。
その苦心の結果が結実しているのが、AMAZON.jpでもリリースとなった以下となります。
https://books.rakuten.co.jp/rk/42e66c8e572b32119ce677c74ea0c35b/
ハッキリ、言ってしまいましょう。
私はこのトルコのÖ.Burcu Öztürkさんと、また一緒に仕事がしたい!ものすごく翻訳の勉強になるので、また、日本語訳を出す暁には声をかけてもらいたい、と思っています
つまり、、、この『夢路 ザ・ガーディアン・シリーズ』について、
もしご興味があれば是非、読んでみてください!
その上で、「日本語がこなれていないな」という点があれば、それは私の責任でもあり、ぜひご指摘ください!
いずれにせよÖ.Burcu Öztürkというトルコの作家さんと縁ができた、このつながりをぜひ次回作につなげていきたく。
そのためには一定の購入結果が必要ですので、興味のある方は、ぜひ、よろしくお願いします!
と、ハッキリ、スナオに、宣伝させていただきましたw。すべてはこの翻訳仕事が楽しかったので、第二弾第三弾の機会を作りたい、という熱意からとなります!
https://books.rakuten.co.jp/rk/42e66c8e572b32119ce677c74ea0c35b/
子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!