【海外マンガ事情】西欧各国での日本マンガ・ご当地コミックの売れ筋ランキング分析(2019.07.01~2019.07.07)
先週の記事に引き続き、今週分の「海外市場での日本マンガ売れ筋データ」が揃いましたので、以下7/1~7/7分データの公表と考察を行います!(※データの収集方法はこちらの過去記事を参照ください)
■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ20(2019/07/01~2019/07/07)
今回からは、7日間あのランキング推移ではなく、「7日間のランキングの総合スコア」を出して、20位までをリスト出力してみることにしました。
・日ごとに推移を追っても、上位に動きが少なくて面白くなかった為と、
・7日間の総合で判定すると、「連日は15位くらいの微妙なところにいて、一日だけ3位に出てきた」ような特異な動きをしたものも「英語圏でのトレンド」として拾えるようになる、と判断してのこととなります。
つきましては、以下が、7日間のランキングをスコア化して出した、「一週間総合の売れ筋ランキング」20位となります。
考察として、
「銃夢(battle Angel Alita)」が圧倒的に最強なのは相変わらず、そこにアメリカご当地の「日本マンガテイストなコミック」である「After the Fall」と、「進撃の巨人(Attack on Titan)」が続きます。
面白いのは5位と8位に『ベルセルク』が入っている事と、
20位まで見ると「ヒーローアカデミア」の各巻が分散しつつかなり強いことがわかる点、
そして12位にJホラーの大家、伊藤潤二先生の『うずまき』が入ってくるところでしょうか。
ベルセルクにせようずまきにせよ、画力に特徴がある作家さんが好まれるのがアメリカ市場の傾向かもしれません。伊藤潤二先生はホラー漫画ということで読者層を選んでいますが、絵がめちゃくちゃ巧い方ですしね!
■amazon.fr(フランス)での日本漫画売れ筋トップ20(2019/07/01~2019/07/07)
同じやり方で、フランス側も出してみました。
ドラゴンボール、ワンピース、ヒーローアカデミア、約束のネバーランドと王道が続いていますが、5位にDr.Stoneがきているのがちょっと意外な!!
■amazon.es(スペイン)でのコミック売れ筋トップ20(2019/07/01~2019/07/07)
続いて、スペイン。こちらは日本漫画とアメコミとご当地コミックがミックスされたランキングとなります。
8位に「化物語(ばけものがたり)」がきてますねー。これまた面白い動き!映画化のおかげで流行っているはずのアヴェンジャーズやキャプテンマーヴェルを押しのけて上位に出てきています!
■amazon.it(イタリア)でのコミック売れ筋トップ20(2019/07/01~2019/07/07)
最後は、イタリアとなります。こちらも、日本漫画とアメコミとご当地コミックがミックスされたランキングです。
1位2位および4位と5位はディズニーの絵本です。その合間に、ヒーローアカデミアとドラゴンボールとワンパンマンが入り込むという先週と変わらない構図。
ううむ、どうも正直、イタリアのランキングは当たり前すぎて面白みがないですねー。唯一特徴があるとすれば、14位に『七つの大罪』が入っているのが、カソリック宗主国イタリアらしくてなんか面白い、というくらいでしょうかw。
いずれにせよ、今回やってみたランキングの出し方のほうが、細かいトレンド変化もつかめて、面白そうですね。
次回分のデータがたまったところで、またランキングを出してみることとします!
子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!