「成功」したくない人生
今日は何でもないことを書きます。占星術の話もあります。
主観的な月土星合体験記。
まあ、参考程度にご覧あれ。
近況報告
最近環境が変わったせいで、疲れがたまり、かなりメンタルが壊れてきました。
辛くて、悲しいのに、暇な時間にも「やらなきゃ!」とひたすら仕事していたら、もう何も考えられなくなって、何もせず遊ぶことにしました。
いや、「遊ぶ」=「何もしない」は可笑しいし、強いて言うならば「遊ぶ」=「読書」も変かもしれません。だって、メンタル壊して治療代わりに自己啓発書や心理学の本を読み漁るだけなんだから。
「遊んでるわけじゃない…これは自分に必要なことなんだ」と言い聞かせようとすると、必要なことほど強制されたと感じて苦しむ謎の抵抗が始まります。
自分と向き合う時間を取ろうと計画を立てるたびに、心の治療が後回しになったのも、これが理由です。
月と土星
多分、牡牛座月と土星が合で、土星の強制をなんとなく月に押し付けてしまういます。つまり、意図せず自分を追い込む癖があるのだと思います。私の母も月と土星がスクエアですが、同じような性質を持っています。
父親は太陽土星合で、なんと私の月土星合とタイトに同じ場所にあるのですが(つまり、相性図では4天体同じ場所にある)、
彼はかなり「やるべきこと」だとか、「課題解決できる能力を身に着け云々」と煩い人間です。
また、与えられた課題が出来なければ母に殴られてきたので、どうしても自分を追い込んで結果を出しつづけて、親が満足するまで頑張らなきゃいけなかった。
まあ、大してできなかったのですが。だから、月の時代には、家庭内は毎回ひどいことになっていました。子供のころは、なんでも要領よくこなしてしまう妹が本当にうらやましかった。怒鳴られ、殴られ、人格否定されずに済むから。
それで、占星術の話に戻りますが、いつもどうしても月に安住することが出来ません。でも、月に拒否されるのは自然体でいられなくなることと同じです。
親の真似はできなかった
以前の挫折で身をもって体感したのですが、自分に嘘をつき続けて無理に物事を推し進めようとすると、例え素晴らしいように見えることを成し遂げたとしても、結局は簡単に崩壊してしまいます。
どうしても耐えられなくて途中で投げ出してしまったり、原因が良く分からないまま心が壊れることもあります。
しかも、自分の築き上げてきたものに執着して、新しい一歩を踏み出せなくなります。
ただしこれは土星のアスペクトにもよります。事実、私の父親や私の親友は太陽土星合やスクエアの人間(しかもかなりタイト)ですが、仕事で匙を投げることはほとんどありません。
端から見ていても、仕事にストイックに向き合う才能が彼らにはあるとみて分かります。彼らだって苦しいときは苦しい。しかし成果を出し、努力を続けるということについて、彼らの右に出る者はいないでしょう。
月でそれをするにはエネルギー不足です。
言い訳がましく聞こえるし、本当に情けないのですが、やっぱりできないこともあるものです。そう考えないと、不安で・・月(心)が壊れてしまう。
月土星な人生の歩み方
私の場合、土星は月と一緒に意識から吐き出されてこそ安定します。
月の仮面が意識の上で剥がれ落ち、太陽(自分の意思)が使えるようになると月の周期に合わせて、社会的な実績やら地位やらは勝手に構築されて行ってしまう。それが月土星合の私なりの土星の使い方です。
肝心なのは、ここにおいて
私の意識上で土星は、月同様初めから存在しない
ということです。
土星は物質化の最終形態だから目に見えます。でも、そうすると私の場合は月も一緒に見えてしまいます。そうすると、月に堕ちる確率がぐんぐん上がって、その分メンテナンス・・あるいは、社会的な立場を意図的に無視することが、必要になります。
見かけと現実のギャップ
https://twitter.com/asahiroalgl/status/1049998904240955398
月と土星合は暗く見える、真面目、責任感がある、とか、人間的に成熟している、といった評価を受けることが多いですが、それは全くの見当違い。
(それが見当違いなことを理解し受け入れる人の元に身を寄せます。大体太陽と土星のアスペクトがある人にはすぐにバレてしまいます。彼らも嗅覚が鋭くて、異種族(笑)は簡単に察知するようです。)
吐き出された月が土星を投影しているだけで、仮面にすぎません。
月と土星ばかり品位のよく、ほかの多くの天体がデトリメント(つまり、他人が私を見た時のイメージと、現実の私の人格や能力にギャップがある)なので、私にとってはこのペルソナが邪魔で邪魔で仕方がありません。
成長
イメージが「しっかりしている人」だと、どうしても「君ならできる!ここを目指してみなさい」とか、親切に言ってくれる人も多いです。
多分、私が無意識に、まるで親に成果報告をするときのように自分を語ってしまっているのかもしれません。それで、「扱いやすい人間だ」と思われています。
成長の喜びは、私にとってとても個人的なもの。そして、一般論に因果律は存在しません。結論がどれだけ恐怖をあおるようなものでも、自分で考えることが必要です。
特に私の場合は、後述しますが、そうやって一般的でないものに対する恐怖心を植え付けられながら生きてきた背景があります。でも、月は恐れても太陽は射手座で、本当は野次馬野郎です。
日本の常識と人生の目標
日本社会は競争原理で動いているから、あちこちに個人の成長を促す発破をかけるバカみたいな言葉があふれかえっています。
言葉をかける人々が馬鹿なんじゃなくて、きっとそれに騙されて、いつも本気で立ち向かっていってしまう真面目な性格の私が馬鹿なんだ、と阿保らしくなってしまいます。
・本気は自分の中で大切にして、外に出さない。あるいは、本気になれるものだけを最重要に置く。
・人生の成功は個人的なものである。無駄に人に発破をかけるな。
日本で生きていくための常識は、「成長が大事!」よりもこっちにすり替えたほうがいいと思います。
結論
月と土星を吐き出してしまうには、どれだけ他人から期待されて発破をかけられても、「出来ないものはできない」と断る勇気、「したくないものはしたくない」と決断する勇気が必須で、私の人生はそれでいいのだと諦める必要があるのかもしれません。
まだ年齢も土星域ではなく、土星の扱い方が分からない、それに月に堕ちるのが怖い。土星を見たくない、というのは人生の目標がないのと同じ。
結局、私は社会的な価値観の上で「成功したくない」だけなのでしょう。
土星はいわゆる父性であり、規律と理想を与える存在。父親像から学ぶらしいですが…親との関係に問題があると、困ったものです。
自信がない、責任は怖い。守るべきものは、存在しないほうがいい。
私の父は母に、蹴られ、大声で貶され、殴られる私を傍観していました。つまり、強い父ではありませんでした。まあ、教育という名のセンノウ…「高学歴にならないと人間性がゆがむ」、等の洗脳には熱心でした。
ただ、決して愛情がなかったわけではなく、弱くて、そうすることしかできなかったのだと思います。因みに彼はDC月合魚座。耐える能力はあるのですが、守る能力には欠けた人。少なくとも、それが兄弟・・子供たちの共同の見解です。
しかし、同時に父性は家庭の外で見つけ出すものであるとも書かれています。だから、これからの人生で見つければいいと思います。
親も一人の人間で、不完全なところだってたくさんあります。まあ、一連のことが、許されるわけではありませんが・・・
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