見出し画像

3.11から10年、改めて「防災」を考えよう

東日本大震災から10年。
10年前の今日、あなたはどこで何をしていたでしょうか?

私は大学卒業を直前に控えて、来週の卒業旅行を楽しみに都内でアルバイトをしていました。
本棚がたくさんある環境にいたので、本がばさばさと落ちていく音に恐怖を感じながら、本を乗せたカートが動かないように必死で押さえて、揺れに耐えていました。

アルバイト先には東北出身の方がいて、津波の映像を茫然と眺めていた姿が今でも目に焼き付いています。

アルバイト先から自宅まで帰ることができず、2時間歩いて近くの親戚の家へ避難。たまたまですが、スニーカーにリュックで動きやすい格好をしていて本当によかったと思いました。

私にとってこの10年は、大学を卒業して、就職して、転職して、実家を出て…と変化の大きい時期だったので、正直震災の記憶が薄れつつあり、気が緩んでいることは確かです。

「たまたまスニーカーでよかった」ではなく、きちんと備えておくことが大切。改めて防災意識をもたなくてはいけないですね。
10年目は決して区切りではなく、あの日を思い出して気を引き締めるきっかけにしていきたいです。

そこで、弊社で出版した防災本の中からみなさんのお役に立てるような情報を抜粋してお届けします。

住んでいる場所の災害リスクを調べる!

すぐにできることのひとつは、どんな災害リスクが考えられるのか。それを調べるには「ハザードマップ」を使います。

どんな災害でもお金とくらしを守る(ドラッグされました) 2

どんな災害でもお金とくらしを守る』(清水香・著)より

こんな人は被災後の経済的ダメージ大!

被災後には、被害に応じて給付金等がもらえますが、その支援は限定的。下の表を見て「自分はハイリスク!」と感じた方は、すぐに対策が必要です。
いざというときのために貯蓄をしておくのはもちろん、多額のお金を確保するためには「保険」が大事。

どんな災害でもお金とくらしを守る(ドラッグされました)

どんな災害でもお金とくらしを守る(ドラッグされました) 4

どんな災害でもお金とくらしを守る(ドラッグされました) 3

どんな災害でもお金とくらしを守る』(清水香・著)より

ペットがいると避難所はむり?

ペットと一緒に避難所に行っても、受け入れてもらえなかった、ペットは外だった、ということも聞きますね。
同行避難が原則なので、本来はペットも一緒に避難所へ行くのが正しいのですが、避難所では一緒に過ごせないかも、自宅のほうが安心ということであれば、自宅での避難を検討しましょう。

画像6

どんな災害でもイヌといっしょ』(徳田竜之介・監修)より

ネコが逃げ出してしまったら・・・

まずは飼い主さんがあわてず落ち着くことが大切。室内飼いの場合は、案外近くに隠れていることも。自分の安全確保を第一に、ネコちゃんの情報を集めましょう。

画像6

どんな災害でもネコといっしょ』(徳田竜之介・監修)より


ほんの一部ですが、ご紹介しました。弊社営業部のTwitterでも発信しています!

小学館クリエイティブの防災関連本まとめ

熊本地震を経験した獣医師・徳田竜之介先生監修!ネコちゃん飼いの方はこちら。被災された方の体験談がたくさん収録されています。


こちらも徳田竜之介先生監修。ネコちゃんとは違う、ワンちゃんならではの対応を掲載。


やっぱり気になるお金のこと。被災後にはどんな支援がある?どの保険に入ればいい?など、具体的な例が満載です。

過去記事でもお金の防災について書いています。


これから防災グッズをそろえようと思っている方にはこちら。RPG風マンガで楽しく防災に取り組めます!『プチプラ防災』(扶桑社・刊)でおなじみのレスキューナース・辻直美さんの著書です。


担当:市村

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?