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「お金の防災」を考える

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『どんな災害でもお金とくらしを守る』(著:清水 香)から、役立つ情報を少しずつお届けします。
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記事一覧

「お金の防災」を考える⑥〜緊急資金の準備

いざというときに使えるお金があると安心ですよね。災害や不測の事態に備えて「緊急資金」をつくっておきましょう。 毎月決まった額を貯める!貯金がなかなかできない…という人が多いかもしれません。毎月の収入で余った分を貯金に回したり、余裕があるときに貯蓄したり、といったやり方では、なかなか貯まらないものです。 でも、自然災害や感染症の拡大の影響で収入が途絶えたり、臨時の出費があったりすると、やはり貯蓄が頼みの綱となります。まずは毎月決まった額を貯蓄する習慣を身に付けましょう。

「お金の防災」を考える【番外編】〜新型コロナ支援策情報

新型コロナウイルスの感染拡大によって家計に影響が出ている方のために、ファイナンシャルプランナーの清水香先生が支援策をまとめています! 災害は自然災害だけではない!「災害」というと、地震や豪雨などの自然災害を思い浮かべますが、新型コロナウイルスのような感染症、死亡・大けがをするような事故なども災害に含まれます。ある日突然おとずれる思わぬ災いで、日常生活に大きく影響するものです。 新型コロナウイルスによる経済的な影響はすでに多くの人に出ています。日々さまざまな情報が発信されて

「お金の防災」を考える⑤〜被災後のお金のトラブル

毎年のように地震や豪雨による自然災害が、日本各地で発生しています。家具の転倒防止や非常食の備蓄など、モノの対策をしている方は多いかもしれません。けれど、被災して命が助かったあと、必要になるものは「お金」です! 悪徳商法にご用心!前回、被災後には生活を再建するために国や自治体から支援金が支給されることについて紹介しました。 大きな災害に直面するという経験は、そう何度もあることではないので、さまざまな申請や受け取れるお金について詳しい人は多くないでしょう。そんな隙を狙ってお金

「お金の防災」を考える④〜被災後に受け取れるお金

毎年のように地震や豪雨による自然災害が、日本各地で発生しています。家具の転倒防止や非常食の備蓄など、モノの対策をしている方は多いかもしれません。けれど、被災して命が助かったあと、必要になるものは「お金」です! 前回までは地震保険について紹介してきましたが、今回から被災後に使える制度や受け取れるお金について解説します! 最大300万円受け取れる制度がある!地震や水害にあったとき、住む場所がなくなると生活の基盤が崩れてしまいます。生活を立て直すためにも、住まいの確保は重要な問

「お金の防災」を考える③〜地震保険料はいくら?

毎年のように地震や豪雨による自然災害が、日本各地で発生しています。家具の転倒防止や非常食の備蓄など、モノの対策をしている方は多いかもしれません。けれど、被災して命が助かったあと、必要になるものは「お金」です! 火災保険と地震保険のちがいは?前回の「地震保険って必要?」では、水災・風災・落雷などの自然災害による損害は火災保険、地震が原因の損害については地震保険で補償されることを紹介しました。 火災保険は損害保険会社が取り扱う営利商品で、補償内容や保険料(保険会社に支払うお金

「お金の防災」を考える②~地震保険って必要?

毎年のように地震や豪雨による自然災害が、日本各地で発生しています。家具の転倒防止や非常食の備蓄など、モノの対策をしている方は多いかもしれません。けれど、被災して命が助かったあと、必要になるものは「お金」です! 前回は、被災した時にこんな人が経済的なリスクが高い!という紹介をしました。今回は、そんなリスクに備える損害保険について考えます。 災害に備える保険とは?「保険」というと、生命保険や医療保険を思い浮かべる人が多いかもしれません。自分の身に万が一のことが起こったら……と

「お金の防災」を考える①~災害で経済的リスクが高い人は?

毎年のように地震や豪雨による自然災害が、日本各地で発生しています。家具の転倒防止や非常食の備蓄など、モノの対策をしている方は多いかもしれません。けれど、被災して命が助かったあと、必要になるものは「お金」です! 経済的なリスクが高い人は?まずは、あなたがどれだけ経済的リスクが高いか、現状を確認してみましょう。 下の4つの項目をチェックしてみてください。 1. 住まいは?   A:持ち家 B:賃貸住宅 2. 住宅ローンは? A:ある  B:ない 3. 貯蓄は?    A:な