介護職のコツ

ちょっと今日は、悪く伝わると
誤解を招くかもしれないことを書きます。

介護職のコツ、について。


僕は簡単だと思ってるんだけど、

【圧倒的にその人目線に立つこと。】

それだけ。


その人の
目線で、
筋力で、
姿勢で、
生い立ちで、
その人を真似れば、
なんとなく見える。

その人の困りごとを、
【他人事じゃなくて自分ごととして捉えること。】

ほんと、それだけ。


これは、優しいとか、
いい人を気取りたいわけじゃなくて、
つまり気持ちの面ではなくて、
介護士としての技術だと思っている。

それに付随する知識として、
どれだけ、その人のことを知っているか。

どんな薬を飲んでるか、
どんな病気にかかったことがあるか、

そして
どんなリハビリがあるか、
どんな補助具があるか、
どんな援助方法があるか、
を、考える。

ほんと、このコツが分かってれば、
誰でもできる。

逆に何年働いていても、
一向に技術も知識も追いつかない人は、

自分の思い通り、自分の物差しで、
他人を介助しているんだから、

その人目線に立つ、っていう
一番簡単で重要なコツが掴めてないんだから、

どれだけ優しかったとしても
そりゃ介護士としては一生半人前。

介護士としては、ね。
いい人ではあると思うけどね。


よく、なんの仕事してるんですかって聞かれて、
介護職ですって答えると、

「わあ。大変な仕事されてるんですね」
「わたしには到底できません」
などと、言われる。


『いえいえそんな。なんの仕事だって大変ですよ』

とテンプレートで答えながら、
心の中では「はぁ。」と思っている。

その発言で、
介護職を下に見てませんか?
と、うがって考えてしまう。

完全に、技術や知識がいる、
専門職ですけど、なにか?
優しかったら誰にでもできると思ってらっしゃる?
逆に優しくなかったら介護士できないとでも?

介護職は専門職です。

もう一度言うと、

介護職のコツは、
【圧倒的にその人目線に立つ】

これだけ。

そのレベルが異常に高いだけ。





僕は、この仕事に誇りを持っている。

あと、多分優しい。

優しいと思われたいとも思っている。

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