【実践事例紹介】「この本、おすすめします」掛川市立和田岡小学校


みなさん、こんにちは!Pepper 教育ブログ編集部です!
Pepper導入校のみなさんの実践事例をご紹介するシリーズ第5弾です。
(前回第4弾はこちら:https://note.com/sbr_pepper/n/n47a4b7808c65
今回は、掛川市立和田岡小学校での昨年度の5年生と今年度の4年生の活動をご紹介します。担当の柘植先生にお話を伺いました。

〇インタビュー内容
5年生での活動(2020年度)
編集部:昨年度は担任されていた5年生のクラスでどんな活動をしたのですか?
柘植先生:国語の授業で「この本、おすすめします」という単元を学ぶ一環で、児童一人一人が自分の好きな本を紹介するPepperのプログラムを作成しました。

編集部:国語の授業の成果を発表する時にPepperを活用したのですね。
柘植先生:はい。国語と総合的な学習の時間を組み合わせて授業を構成しました。国語の「この本オススメします」という単元は7時間で構成されます。本の紹介をわかりやすく説明するために、児童は「構成シート」を作成しました。これを基に、総合的な学習の時間の中で、本を紹介するPepperをプログラミングして、最後に発表を行いました。プログラミングに1時間、発表に1時間で実施しました。クイズを出題したり、本を読んで実際に折った折り紙作品の写真を投影したり、Pepperを使いこなして工夫に富んだ本の紹介をしてくれました。

編集部:5年生がたった1時間でそこまでプログラミングできるのですね!
柘植先生:そうですね。年度の始めに、3時間くらいかけてプログラミングに慣れる授業を行い、さらに自己紹介するPepperも作成した経験があったため、児童はRobo Blocksの操作はできる状態でした。
プログラミングの一番最初は、Pepperを「こんにちは」と、言わせるところからプログラミングを始めました。私が画面を見せながら実演して、分からなかった児童には、その場で私とICT支援員がフォローしました。次に、5年生が自己紹介Pepperをペア学年である2年生に自己紹介をするためにPepperを活用しました。誰かに見せるためのプログラミング体験ができただけでなく、コロナ禍でなかなかできなかった学年間の交流ができました。

4年生での活動(2021年度)
編集部:今年度は4年生のクラスを担当されているとのことですが、Pepperは活用していますか?
柘植先生:はい。防災ブックを紹介するPepperをプログラミングして参観日に披露したところ、保護者の方が「本当に4年生が作ったのですか?」と驚いていました。今後も活用を続けたいと思います。

↑防災ブック紹介Pepperの完成度に保護者の方もビックリ

今年度から1人1台GIGAスクール端末が導入されたので、自宅でRoboBlocksを使って自主的にプログラミングする子もいますよ。例えばクラスをより楽しくする特別活動の一つとして、コント係を担当する子がいるのですが、自分とPepperが掛け合うコントのプログラムを作って帰りの会でクラスの子に披露しています。週に1つは新しいコントを披露していますよ。また、RoboBlocksの効果音が子どもたちの間で人気で、クイズ係の子は音を使って同様に帰りの会でクイズを披露しています。

↑コント係さんが披露する様子

編集部:Pepperを教科教育(国語)と組み合わせて活用いただいた素敵な事例です!事前に数時間、プログラミングの導入段階を作っておくと、他教科での利用の幅が広がるかもしれません。先生が丁寧に教えていらっしゃること、さらにGIGAスクール端末の導入によって、授業以外でも児童の皆さんが自由に作りたい時に作りたいものを作れるようになったのですね。
柘植先生、ありがとうございました!!

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