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あたらしいまいにちノート

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まいにちのあんなこと、こんなこと。
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#人生

キレイとは無縁の美しい瞬間

子供たちが学校へ出て後に、のそのそ僕もオフィスへ向かう。 8時半とか9時あたりのオフィスは誰もいない静かな空間。コンコンという変わった名前の僕らのオフィスは長屋2軒を打ち抜いた不思議な空間だ。 家とコンコンまでは歩いて15分程度。自転車なら7−8分でつく。 超ご近所にデスクがある。そして、我が社は僕を含めて4人。来月5人になるが、たった5人で長屋二軒は広すぎる。ということでオフィスなんだけどコンコンの共用部も兼ねている。 しかし、それでもまだ広い。周りのフリーランスたちが

オフラインの週末

ニュースアプリを削除した。 何か思うところがあるわけでもないし、こだわりがあるわけでもない。 不幸なお知らせばかりだな…なんてことを思ったくらいだ。 自分が欲しいニュースってなんだっけ?そう考えるととくにこれといったものはなかった。 ないからと言って困るわけでもなく、過ごしている。 僕の携帯に入ってる全てのアプリは通知しない設定になっているので静かなものだ。 いくつかの納品とトラブルを乗り越え、一息つこうと酒を買った。 世の中的には少し早すぎる時間から酒を飲む。人が少しず

バランスのとれなさ

先週の納品ラッシュで今日代休とっているのを忘れて出社してしまった。引き返そうかと外を見ると小雨。新たな仲間を受け入れるために事務所のレイアウトを考えることにした。 週末溜まっていた返信をサクッと返し、社員たちへお給料の振り込み。今月もありがとうございました。遅めのランチにでかけようとしたが財布忘れてることに気づく。カバンに入った小銭だけで選ぶランチ。焼きそば定食一択だった。 雨は降ったり止んだりを繰り返している。 昨夜、寝室に蚊がいたので寝不足だ。気合いで抹殺したが夏が来

真夜中の遠吠え

令和なのに「昭和の日」という休日はどういう意味なのかわからないまま1日が終わろうとしている。あ、ほら。今ちょうど0時になった。 うっかり昼寝をしてしまった。最近は22時には布団に潜って本を読んでたのに一向に睡魔が訪れない。本を読んでいても、気付けば意識は文章から空想へ流れていっている。何してるの?と猫が一匹づつ顔を覗きにくる。 ふと、自分にしかわからないタイミングで今日この1年の過剰なまでの状態から切り離されたと感じた。頑張らなきゃ、貢献しなきゃ、結果を残さなきゃと社会と

週休3日のレポート①「未来を整えるために休む」

4月からテスト運用で週休3日で稼働している。僕も社員も。 これから採用で仲間が増えるので人数が整ったタイミングで正式稼働を目指し、テスト運用の中で気づいたことをレポートしていこうと思う。 大事なことなので太字で言うけど 「週休3日うらやましいですねー」と言われますが、必ずこの5年以内にデフォになるので今のうち対応できるようにトレーニングしとくべきですよ。 まじで。稼働日数が足りない!と出遅れるくらいだったら今のうちに週32時間の稼働時間で週40時間の稼働パフォーマンスを

大人も子供と同様の速度で成長している気がしない?

子供の成長は早い。この4月で1人は小6、もう1人は小4という事実に驚く。この前まで、あんな小さくてフヨフヨだったのに…。つい先日の投稿で独立して10年という内容を書いたが、僕にも子供達と同じ時間が流れている。果たして子供のように自分自身は成長しただろうか。 うん、成長したな。 そう思った。経営の「け」の字も知らなかったし、いつ食いっぱぐれるかわからない27歳の状態だった自分が社員を抱え、数字と睨めっこし、それと並走して10年以上前から作り続けているアイデアや戦略を研ぎ澄ま

3,650日のお散歩

京都は桜満開の時期が早々に過ぎ去り、例年より暖かくなるのが早いなと見知らぬ老人の隣で二条城のカモを眺めている。今日は金曜日。週休3日テストの1発目にもかかわらず、金曜日休みにしたことを忘れて打ち合わせ、みっちり入ってた。何してんねん。 桜の花びらが舞い、空は青空。100点満点の春だなと思い事務所まで歩く。 そう、僕はよく歩く。地元が北海道ということや、バスが1時間に1本とか残酷なほど田舎な世界で育ったので、だったら隣町まで歩けば良いという発想が根強く残っている。京都はどこま

40歳手前のクリエイティブに対する姿勢

年々、仕事の内容が変わる。冷静に考えると不思議なことだ。定まらないとも言えるし、成長しているともとれる。自分で会社をやるようになった10年前からずっとこの感じだ。常に変化し続けている自分を感じる。 むかし、僕は広告を作っていた。3ヶ月か長くて半年の寿命の表現と話題を作り続けて、それはそれで楽しかった。誰もがひた隠しにしていた本当のことを言っちゃおうよ、みたいなクリエイティブってそういう性質があって、常に芯を食うスタンスの人たちが多い。世界の秘密を暴きたがっているんだって今で

技術やTIPS、ハウツーを定着化させる根本的な方法

仕事を効率的に処理するとか、自分らしい暮らしを実現するとか、人生はいろいろ忙しい。そして千差万別のその人らしさという性格というか、魂みたいなものがある。方法やTIPSは「アクションのサジェスト」であって、やってみることも容易だし、なんか効果ある感じがある。が大抵の場合、翌週には忘れている。針の穴を通すほどのレアさで一部が習慣化され効果を発揮する。 僕もこれまでに主に業務や睡眠習慣とかでいろいろ試したりしたものだが100トライして2-3残れば良いもので過ぎ去っていった97、8

3年間計画シート〜理想の未来は「想像しない限り、実現しない」〜

まもなく弊社の4期目が終わるので5期目に向けた振り返りの準備をしていた。いつも個別面談をおこない頑張ったところ褒める会みたいな感じだ。ダメ出しする指摘するというのはないように思う。 苦手かもと気付ければ、そのロールは切り捨てろという価値観だからだ。万能化は無能化に至るリスクがある。足りないところは得意な人が補えば良い。むしろ得意を明確にすることが仲間の武器を育てることになると考えている。 いつもは簡単なアンケートを1ヶ月かけてじっくり自問自答して回答してもらっているが今期

「週休3日制度」は”休み増やすぜ!ヒャッハー!”のためではない理由

先日、noteでこういう記事を書いたら色々広がって話を聞かれることが増えた。 Twitterでも言っているように「休み多いから良い会社アピールだ!」とかじゃない全然別な理由だ。良い会社だと思ってくれるのは嬉しいけど、ごめん、もっと重たい未来の話である。今日はその辺りを解説したい。 ゲームルールが変わったことに気づく僕はゲーマーなので仕事なんて追加クエストでまくる新手のゲームくらいに捉えている。しかもそれで飯を食っている。もはやeスポーツとも捉えられる。 本件の結論から言う

ライスワークとライフワーク。僕はライフワークだけで生きていきたい。

眠気がこない。今は朝の3時半。こういう時は焦って寝ようとすると逆効果なので諦めて日記を書き出した。なんか音楽でも聴いて思いのまま書く。今日を閉じていく作業に日記はもってこいだ。 昨年の秋頃からスケジュールに振り回されて余裕がなかった。余裕がないなりに危機感はあり、端的にいうと「これって誰の人生よ?」と思いながら日々を駆け抜けていた。 自分の軸を取り戻さないと。 ふと12月ごろにこのことを思った。 今は完全に誰かさんたちの軸で踊らされている。この人生を自分リードに戻さない

退屈な今を変えるのは、いつだって自分だ。

年末年始の休みは31日時点でやることが付き、1日にはいつも通り8時には目を覚ましてしまう。改めて自分の仕事は好きなことを仕事にしているのだと思う。依頼されていた日本酒のネーミングやコンセプトをこねくり出す。こういう時間はノビノビとできる。 何故今のような仕事に至ったのかを取材で聞かれることが多い。 アイデアを考える仕事は0から1を産むものだと思われているが僕の頭の中ではそういう解釈ではない。この仕事に至る出発点は高校生の頃にある。学園祭の出し物が決まらず、教室の一番後ろの席

自分の働きを最大化/成長させていくために

あけましておめでとうございます。1月1日には自分の働きを整理しようと師走の隙間で色々と考えをめぐらせていました。 多くの人にとって仕事とは、暮らしとは何かを考えざるを得なかった2020年。想像に反して自分のキャリアの中で最も忙しい1年となった。 2020年の大きな反省本来、ごろごろ伸び伸びしていたい性格なのにも関わらず多忙にかまけていた原因として「個人の成長」ではなく「組織の成長」にフォーカスしすぎたことだと気付いた。仲間がどんどん成長していくのが嬉しかった。同時にコロナが