大人も子供と同様の速度で成長している気がしない？

子供の成長は早い。この4月で1人は小6、もう1人は小4という事実に驚く。この前まで、あんな小さくてフヨフヨだったのに…。つい先日の投稿で独立して10年という内容を書いたが、僕にも子供達と同じ時間が流れている。果たして子供のように自分自身は成長しただろうか。

うん、成長したな。

そう思った。経営の「け」の字も知らなかったし、いつ食いっぱぐれるかわからない27歳の状態だった自分が社員を抱え、数字と睨めっこし、それと並走して10年以上前から作り続けているアイデアや戦略を研ぎ澄ませてきたのだ。頑張ったじゃん自分と褒めたい。みんなも褒めよう、自分を。

子供の成長が早いのは親が常に見守っているからだ。
大人の成長はというか、自分自身を自覚してからの成長は誰も見てくれない。俯瞰して、引いてみてくれる人がいないので実感がないだけで大人も子供と同様の速度で成長しているんじゃないか。

それは目に見えて身長が伸びるとか、体重が重たくなるとか、話せる言葉が増えるというわかりやすいというだけで、実は大人も成長してる。身長伸びないし、体重は…増える人もいるな。笑。

子供と大人が違うのは見た目の部分ではなく、内側の部分の蓄積が大きいのだと思う、それは見えにくいし評価しにくい。でも、大丈夫。何かしら僕ら大人も成長しているわ。

社員面談をするときに、それを意識して伝えている。自分の成長って、意外と自分ではわからないのだ。親が子を見守るようにボスは社員を過保護にならないように見守って伝えていく必要がある。

新社会人がこんな大変な時代に社会に飛び出している。
物理的にあうことが減っている時代だからこそ、上司やボスは言葉で仲間の成長を伝えよう。

新社会人も、ベテラン社員も。週末には仕事でも暮らしでも些細なことでいいので自分ができるようになったことを数え褒め称えよう。大人はなかなかほめてもらえないからね。

僕は長年夜更かしさんだったのですが、年齢もそれなりになってきて、0時前には寝ようと思っていた。しっかり睡眠をとって健康的に働こうって。それが今はしっかりできてる。飲み会の日以外はスんっと寝ている。すごいな俺。在宅が増えて、苦手だった料理も簡単なものは作れるようになってきた。すごいことだ。

大人は誰も褒めてくれない。だからこそ、自分で自分を褒めるといい。ご褒美なんか、いつもより高いビール買ってみるとか、お肉焼いてみるとかしたらいい。

急に壮大なこと言うけど、人生は苦労の連続だ。苦労して苦しむために生まれてきたわけでも生きてるわけでもない。毎日どこかで誰かが生まれて、毎日どこかで誰かが天寿を全うしていく。そのバトンの連鎖の中を泳いでいるのだ。毎日が祝祭だとも言えるし、毎日がさようならとも言える。

だったら、僕は毎日の祝祭を選びたい。
自分自身を祝おう。些細でも、その成長に歓喜しよう。