私があなたを忘れる前に伝えたいこと
人はたとえ苦労をしても、時が経つとやがて忘れてゆくものだ。
それは、今苦労した自分にとって都合の良いことだけど、次何かにつまづいた自分にとってはまたどうすればいいのか考え始めて堂々巡りになるもの。
はやく忘れたいと願う夜を何度も超えて、次の困難にはまだ出会っていない今。
まだ、微かではあるが苦労の記憶が残っているこの時間に、私ができること。それはきっと、伝えることだ。
皆さんには経験があるだろうか。
経験者にアドバイスを求めたが、曖昧に返答されたこと。
その人からすれば、"覚えている限りの情報"だとしても、それは本当に事実なのか。
私は日々日記を書き過去を振り返れるようにしたことで、今まで自分の思い違いがたくさんあったことを発見している。
「事実かどうかよりも、伝えることが大事。
事実でなくとも、Aさんには刺さり、Bさんには刺さらない。でもそれはしょうがないし当たり前だ。」
というのも真実だと思う。
だけど、それでも、本当に感じたことをそのままに伝えられたほうがリアルで、ずっと良いとも思うのだ。
保身に走るんじゃなくて、ちゃんと相手に向き合えているか。
あなたが自信を持って相手に伝えられることは何か。
あなたにとって、この文章は訳の分からないものなのかもしれない。
だけど、それでもいい。
私はただ伝えたいだけ。
私が、ついこないだ苦労したあなた(私)を忘れる前に。
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