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既に挫折しそう

先日、山村にヒアリング調査に行った記事を投稿しました。

高齢化・過疎化が深刻で活性化も見込めないため、終活に力を入れているという地域。
「こんな暗い話でごめんね。」と言われるのは初めてでした。

論文や資料を見ていても、明るい話があることは少ないです。
過疎化、高齢化、若者の流出、むらおさめなどどうしようもない問題を見ています。

それがどうしても心にくる。
キラキラしたものだけではなく現実を知るために必要な作業ではありますが、一つの歴史の終わりを感じてしまうことが苦しい。

先日訪問した山村は本当に綺麗でした。
しかし、希望がないと言われる場所。

これまでの歴史的に地域がなくなることは珍しいことではありません。地図を見ればその変化がわかります。
地域がなくなったところで住居をなくす、食料がなくなるなどということはありません。
そのため、仕方の無いこととして向き合うことも大切です。

でも、"なくなる"って悲しいじゃないですか。
割り切れずに感情的になってしまいます。

そんな私が主な研究対象として考えている地域は、今回の山村よりも状況が状況が深刻な地域です。

できないかもしれない。

そう考えてしまうようになりました。
本当に失礼な話ですよね。悲しい気持ちになるから見たくないだなんて。

やめるつもりはありません。
ただ、今はとてもふわふわした状態にいます。

大学院に進学するときに教授と「楽しい研究をする」と約束しました。
私の地域の問題のどうしようもない問題をなんとかしようとして卑屈になってしまう性格を知っているからこその約束でした。

今のままだと約束が守れません。
この約束を守ることは私自身の考え方・見方を変えるためにも必要です。

そのため、自分なりの希望を見いださないといけません。
出来ないことの中から出来ることを探して、この研意味意味を作る必要があります。
少しでも力になりたい。私に何が出来るのかな。

教授の論文に一つのヒントがあります。
教授は論文の中で「夕日が稜線に沈んで闇が募る」「ホタルのせせらぎを通る」のように情景を浮かぶ表現をします。
文字で地域の綺麗さを残す方法があることに気づかされます。

他にも方法を探そう。
私自身がこの研究に希望を持たないと絶対挫折してしまう。

必要以上に感情的にならない。
現実を的確に捉えた先に、自分の希望が見えるのかな。

読んでいただき、ありがとうございました。





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