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【グルメ】「千秋」の「鍋焼きラーメン 」(高知市)

先週、高知城攻めの記事をアップし、昨日は、岡豊城攻めの記事をアップした。この2つの城を攻めた日に、高知市で一泊した。

この日のランチには、高知市役所で、絶品「ご当地3種の海鮮丼」を堪能させていただいた。これも先週記事に書いた。

さて、高知市での夕飯はどうしようか。高知のご当地グルメを、例によってGoogle先生で検索する。

カツオやウツボなどの海の幸系グルメがたくさんヒットするなか、ふと、目に留まったのが、「鍋焼きラーメン」

高知市ではなく、高知県須崎市の名物らしい。以下の「須崎市観光協会」のホームページがヒットした。

こちらの説明によると、戦後まもなく、路地裏で始まったらしい。50年の歴史を誇るラーメンだ。

半世紀の歴史を誇るラーメンとは、どんな味だろう。

残念ながら、この日の旅程上、須崎まで出かける時間はなかったのだが、ご当地ラーメンに目がない私は、どうしてもこれが食べてみたくなった。

そこで、さらに検索し、ついに、高知駅で鍋焼きラーメンを提供するお店を見つけた。高知駅から徒歩圏内の「千秋」さんだ。ここなら、この日宿泊したホテルからも近かった。小躍りしながら、いそいそと出かけた。

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店内は小さい。女性2名の体制で営業していた。夕飯には少し早い時間帯だったので、空いていた。

壁に、メニューが貼ってある。メニューは、「鍋焼きラーメン(並、大、特大)」「ご飯」「チャンジャ」。これだけ。いたってシンプル。鍋焼きラーメンで勝負していることが分かる。

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これは、迷わなくて、ラクで良いわ。

速攻で、鍋焼きラーメン、並(半玉)、600円をオーダーする。

わくわくしながら暫く待つと、それは、やってきた。

これが、鍋焼きラーメンだ!

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その名のとおり、土鍋で麺と具が煮込まれている。具は、細かく切った鶏肉(弾力があって、軟骨のような、コリコリとした歯ごたえ。)、ちくわ、青ネギ。そして、生卵を落としている。いたってシンプル。スープは、あっさりとした和風スープ。

わくわくしながら、スープをそそる。受験生時代に、お母さんが夜食に作ってくれた鍋焼きうどんのような、優しい味。

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麺は、細い。半熟卵が少しずつ溶けていくにつれて、スープがまろやかになる。ラーメンなのに、胃にやさしそうな感じ。美味しかったので、スープを全部飲み干してしまった。

「並」サイズは、ラーメンの量が半玉とあるので、やはり量は少なめだった。女性の私でも、ちょっと少ないなと感じた。「大」にしておけばよかったかと、ちょっと後悔。男性なら、「大」か「特大」をお勧めする。

戦後、混沌とした世の中で、苦労しながら日々を送っている人々を、きっと優しく励ましてくれたんだろうなと思わせる、シンプルだけど心も身体も温めてくれる、そんな一品だった。

美味しかった。ごちそうさまでした!


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