【グルメ】「とんかつ八千代」の「チャーシューエッグ」(東京都江東区・豊洲市場)
少し前に、豊洲市場の「とんかつ 小田保」さんの記事を書いた。
今日は、同じ豊洲市場にあり、同じくとんかつなどの揚げ物を中心に提供する名店、「とんかつ八千代」さんのご紹介。
こちらの場所は、豊洲市場でも、小田保さんとは別の棟で、7街区の管理施設棟3階にある。ゆりかもめ「市場前」駅から、空中歩行者デッキですぐにアクセスできる。
こちらでいただいたのは、名物、「チャーシューエッグ」(1500円)。
チャーシューと目玉焼きの定食。それにしては、値段が高めに思えるのだが、このチャーシュー、すごいのだ。
3枚あるが、でかい。分厚い。
アップにしてみよう。
トロトロで、箸ですぐにほぐせる柔らかさ。家庭ではなかなか作れない、プロの仕事だ。
そして、2つの目玉焼きの半熟度合いが、チャーシューとの相性抜群。濃いめのソースと辛子を、チャーシューと目玉焼きに少しずつ絡めながら食べると、絶妙なハーモニーを奏でる。しっかり味で、スタミナ満点。
ところで、お店には、観光客も多かったが、プロの人と思しき、馴染みのお客さんも多くいた。
そして、この店の前で列に並んで入店待ちをしていたときに、ちょっと素敵な場面があった。
お店の人が、店先で並んでいる客に、順に、希望のオーダーを聞いていた。材料の在庫との兼ね合いで、注文を受けられるか確認しているようだった。
そして、列の後方の、観光客風のお客さんに、「フライのネタが足りなくなったので、他のメニューでいいですか?」と聞いていた。
すると、それを聞いた、その人より少し前に並んでいたおじさんが、突然、お店の人を振り返って、こう言った。
「俺は何でもいいから、遠くから来た人に(フライを)譲ってあげて。」
そのおじさんは、既にフライをオーダーすることを、お店の人に申告していた。だから、お店の人は、そのおじさんのフライの分の材料は確保していたのだ。
おじさんは、後ろに並んでいる観光客が、材料切れのためにフライをオーダーできないことを知って、フライを譲ってあげたのだ。おそらく、市場関係者の常連さんだろう。
かっこいい! 粋!!
江戸っ子の人情を垣間見た気がして、あったかい気持ちになった。
美味しかった。ごちそうさまでした!
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※この「チャーシューエッグ」とコンセプトの似ている、愛媛県今治市のご当地グルメ「焼豚玉子飯」の記事もどうぞ!
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