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【ランorハイク】これが北条攻めの距離感! 小田原城から石垣山城へ(神奈川県小田原市)

今週、小田原城と、石垣山城の写真記事をアップした。今日は、その2つの城の間を歩く(または走る)ルートのご紹介。

難攻不落の城と言われた、小田原城。そして、小田原城を攻めるため、豊臣秀吉が、小田原城の南西約2.5キロに位置する笠懸山上に、一夜で築いたと見せかけた、石垣山城(別名、一夜城)。一夜にして山の上に城が出現したことに驚いた北条側は、戦意を喪失し、降伏を決意する。この2つのお城には、そんな、歴史を動かしたドラマがある。

豊臣側と北条側の緊張関係がどのくらい離れて続いていたのか、その距離感を味わいたいと思った。また、秀吉が、石垣山上を築いた笠懸山の上から小田原城を見下ろした景色を、見てみたいと思った。そこで、小田原城から石垣山城まで歩いてみることにした。トータルで約7.4キロのコースだ。

私は今回、徒歩で攻めたのだが、道中、トレイルランナーやサイクリストにも何人も遭遇したので、ランニングやサイクリングコースとしても適していると思う。

まずは、地図①に従って、小田原城から、小田原漁港へ歩く(約1.8キロ)。ほぼ平坦な道のりだ。地図①の赤い矢印は、現地の観光案内でもらった地図に、私が書き込んだもの。

地図①:小田原城→小田原漁港(約1.8キロ)。

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小田原漁港に出ると、そこから北上する。JR東海道線の線路を超えると、海蔵寺というお寺に出る。ここからは坂道になり、石垣山城まではずっと上だ。石垣山城からは、反対側のルートで、入生田駅まで下る(往路:石垣山城まで上り約2.5キロ、復路:入生田駅までほぼ下り約3.1キロ。)。これは、下の写真地図②のパンフレットの「おすすめウォーキングコース」に従ったルートだ(ただし、出発地点は、早川駅ではなく、小田原漁港)。

地図② 小田原漁港→石垣山城→入生田駅(約5.6キロ)。ピンク色の線で記載されたルート。

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以下、順を追って、写真で説明しよう。

出発地点は、小田原城。まずは、小田原城をじっくり見学しよう。外観も天守や櫓の中の展示も、見応えがある。

その後、地図①に従って、小田原漁港に向かう。国道から少し脇に入り、歩道もあり、交通量も少なく歩きやすい道を選択した。

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小田原漁港に到着。ちなみに、漁港の回りには、たくさんの飲食店があり、海鮮丼などの海の味覚を提供していた。

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地図②に従って北上すると、石垣山への案内を発見した。これに従って左折する。

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海蔵寺に到着。落ち着いた佇まいだ。

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海蔵寺の右手に、坂。この坂を、ひたすら上っていく。結構な傾斜だ。

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山桜が咲いていた。

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坂道の途中からは、広々とした景色が眺められる。

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坂の途中に、農家もある。

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農家さんが果物を無人販売していたりする。

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ひたすら上り坂を登った後、ようやくゴール! こちらが石垣山上の入口。

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ちなみに、この坂道の途中には、小田原攻めに従った8人の、豊臣勢ゆかりの人物のパネルがあり、しんどい上りの道中を楽しませてくれた。

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そのうち、特に有名な4人の写真を載せてみよう。まずは、この人。天下人になる前は、秀吉に従って小田原攻めに参加していた。北条家は娘の嫁ぎ先であったのだが、どのような気持ちだったのだろう。

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そして、この人。陣中で武将の慰労のため、この人を連れてきて茶会を開いたそうだ。

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そして、彼女。自分の妻だけではなく、武将たちの妻も連れて来させたという。相当な長期戦を予想していたのだろう。

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そして、ついに、ラスボス!

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石垣山城には、昨日の記事に載せた写真のとおり、素晴らしい石垣が残っていた。せっかくなので、ゆっくり見学しよう。

秀吉の北条攻めに思いを馳せつつ見学した後は、下山だ。しかし、その前にもう少しだけ上りが続く。ここで、トレイルランナーのグループに追い越された。結構な傾斜なので、ランナーたちも手こずっているように見えた。

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暫く上ると、突然、下り坂が始まった。ここからは長く、割と急な下り。上りと比べて、随分とラクだ。

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山の景色が、美しい…。

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坂を降り切ったら、広々とした川に出た。ゴールの入生田駅は、もうすぐそこだ。そこから私は、電車で帰路についた。

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このコースの道は、よく整備された道なので、トレイルランの練習にも、のんびりハイクにも適したコースだと思う。また、このコースはマイカーでもアクセス可能なので、ファミリーでのドライブでも楽しめる。

ご参考になれば幸いです!

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