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【グルメ】「自由軒」の名物カレー(大阪市中央区)

今日ご紹介するのは、大阪のご当地グルメとして有名な「自由軒」「名物カレー」

創業明治43年。大阪で最初の西洋料理店だそうだ。カレーのほかにも、フライやステーキなど、洋食全般を提供している。しかし、大阪の「自由軒」といえば、「名物カレー」が最も有名なのだ。

冒頭の写真のように、カレーとご飯があらかじめカレーと混ぜ合わされていて、その真ん中に生卵が落とされている。この独特のスタイルが目を引く。

なぜ、このスタイルなのか。公式ホームページにその理由が説明してあった。

創業当時は、ご飯を保温できる炊飯器がなく、熱々のカレーを出すことができなかった。そのため、創業者の吉田四一氏が、ご飯が冷めていても、熱いカレーと混ぜ合わせると熱々のカレーが提供できることに気づき、「混ぜカレー」を発案したのだそうだ。また、当時は高級品だった玉子を落とし、味や栄養にもこだわることで、一躍庶民の人気メニューとなったそうだ。

(ちなみに、私は、この名物カレーのビジュアルを見て、日清の「チキンラーメン」を思い出す。チキンラーメンの真ん中に生卵を落として、お湯をかけて食べるのが好きなので…。)

この日は、難波本店に伺った。昔ながらの下町風情たっぷりな商店街の一角にある。看板やのれんが、とてもレトロ。

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この日訪れたのは、15時台の中途半端な時間帯だったが、店内の半分くらいは席が埋まっていた。ソロの女性も多い。

こちらが、カレー系のメニュー。

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オーダーするのは、もちろん、「名物カレー」。並と大のサイズがあるが、並(750円)を注文した。

こちらが、その実物! 何というか、シンプルで、美しい!

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早速、いただこう。ここでのお作法は…。

まず、卵をつぶす。

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それを、カレーに、混ぜる。

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ピリッとした上品な辛さと、卵のまろやかさが、絶妙のハーモニーを奏でている。混ぜカレーならではのしっとり感。このカレーには、「うすくち」と呼ばれるダシ汁が使われており、そのレシピは門外不出だということだ。

具は、玉ねぎと牛肉のみで、とてもシンプル。だからこそ、カレー本来の味と、しっかりと向き合える。

そして、テーブルの上に置いてあるソースを、少したらして、また混ぜてみる。旨味が、さらに加わる。

辛いので、何度もお水を飲みながら、最後まで飽きずに完食した。うーん、これぞ、完成されたご当地グルメだ。

美味しかった。ごちそうさまでした!

お店のホームページはこちら。

食べログのホームページはこちら。

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