【台湾旅2023 #11】ショッピングモールで夕飯ののち帰途へ
前回の記事はこちら。
マストな観光ノルマはひと通り消化したので、あとは台南の街をぷらぷらして、終電までに桃園空港に向かえばよい。夕方は、異国っぽい街並みを適当に撮り歩いた。
飲食店は店の前の歩道に大きく庇を伸ばしてテーブルや椅子を並べるスタイルが定番。屋根付きの歩道があって雨の日も濡れずに歩けるけど、このスペースを私物化して物を置いたりバイクを停めたりしてるところも多いのでまっすぐ歩けない…。
台南駅近くの、旧台南県知事官邸の建物が面白そうなので見に行ってみる。
これは日本統治時代の1900年に建てられたもので、県知事の官邸以外に、皇族の宿泊所としても使われたのだという。日本にはあまりなさそうな開放的な建て方の洋館だ。こういうのもコロニアル建築っていうんだろうか?
近くにはこれまたちょっと変わったマンション(多分…)もあったよ。
デパートに行ってみようと思って検索してみると、出てきたのは新光三越と大遠百というところ。わざわざ日系のデパートに行くのも癪なので三越は外して大遠百に行ってみたが、デパートとは名ばかりで、H&Mとシネマに全館占拠されていた。まぁ日本でもデパートと言いつつも家電量販店やハンズやユニクロがメインだったりもするので仕方ないのかな…。
この国でも昔ながらのデパートよりクルマでアクセスしやすいショッピングモールの方が活気があるようだ。台南のメインの市街地は駅の西側にあるが、東側の、バスで15分ほどのところには南紡購物中心という大きなモールがある。最後にここをぷらぷらして、若者に混じって夕飯を食べてこよう。
中はとても広くて今風だし、そこそこ賑わっている。
台南は北回帰線より南の「熱帯」に位置しており、冬も寒くはないはずだが、旅行や山登りをする人用なのか、ダウンジャケットとか厚手のコートなんかもちゃんと売られていた。
春物に使えそうな、パーカーとジャケットを重ね着したように見える服を一着購入。
外側は一見デニムに見えるが薄手の柔らかいコットンなのでゴワゴワしなくて楽なのだ。北の方のファッションを暖地仕様にアレンジするとこうなるのね。
マスク着用義務化は無くなったけど日本同様わりとお行儀良くマスクをしている台湾では、柄物の不織布マスクがたくさん売られていた。日本でもカラフルなのは見かけるけど柄物は少ないよね…というわけでこれも自分へのお土産に。
家電売り場を覗いてみると、サムスンやLGなどが目立ち、よく言われている通り、日本メーカーの存在感は薄くなっていた。
そして日本のモールではあまり見かけないものも。
ひと通り見終わったら夕飯を食べにフードコートへ。日本のモールの同様、定番のファストフードや日系のお店も多かったが、台湾らしい1人鍋の店を見つけた。
これにて観光終了。20時ごろには駅に戻り、宿で荷物をピックアップして高鐵台南駅に向かう。高鐵の駅は台南中心部からは20分ほど離れていて、台鐵(在来線)での移動が必要だ。台鐵の沙崙駅が高鐵台南駅と繋がっている。
少し余裕を持って高鐵台南駅に着き、スタバで蜜柑紅茶を飲みながら時間潰しをして、21時40分頃の高鐵で桃園に向かった。
ヒコーキのチケットを取った段階では、6日の15時台に桃園を出発して夜に成田に着くはずだったのだが、Scootがとんでもない時刻変更をやらかして朝6時台の出発になってしまった。日本を発つ便も同じくらい早くなったから滞在時間は変わらなかったけど、しかし朝6時台出発ってどこで夜明かししろっちゅうねん!
一度は空港近くに宿をおさえてみたが、かなりお高くて、どうせ3〜4時間しか滞在しない宿にお金かけるのもなぁ…と迷った末に手放してしまった。よって空港で夜明かしすることになる。
とりあえず暇である。搭乗は第1ターミナルからだが、桃園空港MRTを第2ターミナルで降りて、スカイトレインなるターミナル間の移動用電車に無駄に乗ってみることにした。利用は無料。日中は数分おきに折り返し運転しているが、深夜帯はエレベーターのように自分で呼び出しボタンを押して電車が来るまで待つ必要がある。
電車に乗るまでの移動で結構歩くことになり、無駄に疲れたwww
まだコロナ禍の影響を引きずっているのか、空港内で深夜に開いている飲食店はほとんどなかった。マクドナルドは開いてるけど気分じゃない…。結局セブンイレブンで夜食を買った。黒トリュフ風味のローストチキンおにぎらず。
出発ロビーのベンチでうたた寝するつもりだったのだが、問題発生。寒い!
この国では冷房でキンキンに部屋を冷やすことこそおもてなしである。国の玄関たる空港でそれを怠る筈はない!
飛行機の空調に対応できるように、そして11月上旬の日本に帰って大丈夫なように、羽織物ぐらいは用意していたのだが、全然足りなかった。周囲の乗客を見るとモコモコのダウンジャケットなどを着ている。どこ行くんですかね…って思ったけどそれで正解だったらしい。
とにかく、旅の疲れにプラスしてここで寝たら間違いなく風邪をひく。仕方ないのでスマホをいじりながら起きていることにした。台湾のおもてなし過多、手強い。
明け方、そろそろ制限エリアに入るか…とゲートを確認すると、ワタシの乗る便は…。
Scootって中国語表記だと酷航っていうのね!!!
中国語に詳しい人から、スクートの「クー」の音に漢字を当てたらこうなったのだと教えてもらった。外来語に当て字する時って本当に音だけで決めて、意味は考えないのかしら…日本人的にはほんと酷すぎるけどあちらの方は気にしないのかしら…ちょっとびっくり。
酷なヒコーキはほぼ定刻で飛んで無事に成田に到着した。やれやれ。
機内は空港より全然寒くなかったけど、この日は揺れがひどくて結局ほとんど眠れず、昼頃帰宅した後はひたすら爆睡した。
Scootは良かったらシンガポール旅行でも使おうと思ってたけど、9時間もの時刻変更をやられたから長距離便で使うのはちょっと遠慮したいな。まぁ、台湾ぐらいの近場でタイミングが合えばまた使うかもしれないけど。
久しぶりの南台湾の旅、楽しかった!
次の訪台では鉄道で環島でもしてみたい。
ちなみに、これを書いてる2024年4月、また台湾の花蓮で大地震が起こってしまって衝撃を受けている。小さな島国であれだけ地震が頻繁だとほんと大変だなぁ…。落ち着いたら、今度は東部の方にもぜひ遊びに行きたい。
おわり。
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