伊豆長岡の「鵺ばらい祭」に行ってきたよ
1月28日、奇祭ハンターの夫に連れられて、伊豆長岡で行われた「鵺ばらい祭」を見に行ってきた。
鵺(ぬえ)とは、頭が猿,体が虎、尻尾が蛇の姿をした妖怪。「ヒョー、ヒョー、」と不気味な声で鳴くという。平安時代、近衛天皇が鵺による奇病に苦しんでいたところを、源頼政とその家臣が弓矢と刀で退治したおかげで天皇の病気が治ったという伝説がある。源頼政の妻であったあやめ御前が古奈(現在の伊豆長岡)出身ということから、頼政の鵺退治にちなんだ厄払いのお祭りをこの地でやるようになったんだとか。
会場は古奈もみじ公園。駅から歩いで15分ぐらいだったか?(バスもある)
プログラムはこんな感じ。
メインは、鵺退治の場面を地元中学生が演じる鵺踊り。
イベントが始まる少し前に会場に向かっていたら、近くのアクシスかつらぎ(長岡総合会館)から鵺がぞろぞろ出てきた。多分ここが控え室になってるんだと思う。
市長や来賓の挨拶の後,鵺踊りが始まった。
鵺踊りは祭のメインなので、午前と午後の2回行われる。
この後で、豆まきや餅まき、菓子まきもある。豆まきの掛け声は「鬼は外」ではなく「鵺は外」だ。
「居合」のパフォーマンスもあった。
地元の高校の弓道部による弓矢での鵺退治パフォーマンスも。
そういえば,前日には弓道大会も開かれたらしい。
他にも、太鼓とか日本舞踊とかもあったみたいだけどお昼食べたり休憩に出てしまったりしていたので見ていない…。
会場にはキッチンカーも出て,地元の人や観光客で結構な賑わい。
公園内には仮設トイレがいくつか用意されていたけど、すぐ近くのアクシスかつらぎのトイレを借りるのが便利。ちなみにそこにはさっき出てきた鵺とは比べものにならないほど不気味な鵺の像があった。
温泉地らしく、屋外には無料の足湯が。しばし休憩、あったまるぅ〜♪
祭りが終わった後で韮山反射炉にも寄ってみた。幕末に作られた製鉄所で、ここで鉄を溶かして大砲を作ったんだってさ。
鵺ばらい祭は今年で第59回。昭和の頃に始まったわりと新しいお祭りだけど,鵺踊りは良くできているしかわいいし、これからも続くといいなと思った。
興味のある方はぜひ来年に!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?