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【お金本】メイキング・お金本 #1

はじめまして!文豪アンソロジー『お金本』の担当編集の梅原と申します。
本書刊行まで「メイキング・お金本」と題して、『お金本』の編集秘話、グッズ製作の舞台裏などを投稿していきます。
Twitterの企画「#楽して金を儲ける方法」(詳細はこちら)の結果発表も予定しています!どうぞお楽しみに!


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2018年12月25日クリスマス。
カップルたちが賑わう渋谷を走り抜け、向かった先は「左右社忘年会」でした。

左右社の本が好きすぎた私は、Twitterで「左右社の忘年会に読者の方2名ご招待」という投稿をあざとくも見つけて秒で応募。


……それから縁あって、2019年4月、左右社編集部に入社することになりました。

が、しかし。
入社したはいいのですが、私は企画のきの字も知らない書籍編集の素人。
どうすれば…私はまずなにをすれば……

手持ち無沙汰で挙動不審になっていたところ、弊社代表の小柳に
「自分の企画を進めるあいだに、アンソロジーをやってもらおうかな」と言われました。


小柳「『〆切本』の続編として、今度はお金をテーマにしたアンソロジーを考えていて…絶対面白いと思うんだよね」

梅原「お金、ですか」

小柳「とりあえず読んで、目次を考えてみて」


…という会話だったかは定かでないですが、こうして私は『お金本』の編集担当に任命されたのです。

資料として机の上に積み上げられたのは、コピー用紙の束。

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束。

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束。

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さらに本棚の中に突っ込んであるファイルの束も資料だという。
(そのほか、書籍も多数…)

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経緯を聞くに、
『〆切本』編集時から企画が始まり、左右社編集部3人体制で図書館通いすること、3年!!

図書館調査の合計回数180回!!!?(推定)

文豪の全集から、現代の作家、漫画家まで、当たりをつけた本を片っ端から調べたそうです。

アンソロジーづくりは一夜にしてならず。
一夜どころか、3年かかっている。

もはや、左右社のほかの書籍よりも相対的に時間がかかっているのでは…
そう、左右社のアンソロジーづくりは正真正銘の人海戦術によって行われていたのです。これは責任重大です。(つづく)


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