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Disability 〜制約のむこうがわ〜アキレス腱断裂が私にくれたもの

みなさまこんにちは!SAYURIです。 
今若干…というかかなり興奮しています…

アキレス腱断裂から約3ヶ月弱‼️
ダンサーとしての舞台出演復帰を果たしました😭

これもひとえに、この3ヶ月をサポートしてくださった周りの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。まだ完全な可動域回復までは、時間が必要であるものの、アキレス腱の現在の状況を活かしながら、いまできる表現を舞台上で精一杯行うことができました。悔いなしです😇

Disability(不自由さ)
今回のKenさんとのデュオ作品のテーマです。アキレス腱断裂で、次回どんなショーを作れるのか、不安な気持ちでいっぱいでした。でも、なんとかして本番を迎えたい… それならば、今のこの制約こそが生んでくれる表現を、今しかできない作品を、つくろうと決めました。制約があるからこそ生まれる弱さ、強さ、様々な葛藤…さまざまな立場に置かれている会場のお客様が、それぞれにメッセージを受け取っていただければと思って表現しました。

制約のある作品は美しい
今回、結果的に一番強く感じたことです。

プレゼン等も含めて、アウトプットする際に『あれもしたい、これもしたい…』と自分の言いたいことばかりを伝えると相手に伝わらない、ということは、よくありますよね。今回私の場合は、たまたま怪我から頂いた制約でしたが、作品を作るにあたりとてもポジティブに作用したなと思っています。制約があることにより作品のメッセージが明確になり、表現が良い意味でブラッシュアップされる。

KEN&SAYURI 〜Disability〜

プロダンサーは当然ながらある一定以上のテクニックやスキルは求められるのですが、それらはあくまで、人の心を動かすときのツールでしかありません。自分本位に『どう、私うまいでしょ』と見せられても、人は全く感動しないのです。

今回は強制的に、立ち踊りなし、(身体的な)テクニックなし。自分の表現力と、制約を活かした作品の構成でどんな工夫ができるのか。松葉杖期間中にお芝居のトレーニングを受けていたのですが、そんな要素も少し取り入れながら表現を組み立てていきました。デュオでご一緒しているKENさんは、相手のダンサーを活かすプロ。いつも言葉だけではなく、稽古中の動きから、相手のやりたいことを察知して、呼吸を合わせてくださいます。主宰でお忙しい中、足のことも気遣って下さり本当にありがとうございます。

見ている方それぞれに感じて頂きたいという意味も込めて、歌詞の無い、ループの多い、美しい楽曲を選びました。また、基本私はほとんどの場面で椅子に接着していたので、舞台の移動距離も今回はおよそ半径1m以内程度だったかな?と思います。

こんなに制約がある中で踊ったのは初めてですが
結果的に自分自身もとても
好きな作品になりました☺️

この作品を支えてくれた美しいアイテム

アウトプットの際に、何をチョイスするのか。これはとても重要なことだと改めて思いました。できることをなんでもやるのではなく、『意志を持って今回はこれをやると決める』これからも意識したいポイントです。

自分の出演後は袖から作品を見ていましたが、ユニークで素晴らしい作品が沢山あり、シンプルに元気をいただきました。改めてダンスという身体表現のパワーというものを感じましたし、演者同士がお互いを感じながらも、観客とエネルギーを交換するその姿が、とても尊いものだと実感しました。

袖から見る照明の逆光が好き
花火さんたちのお気に入りショット😆
ジャズダンス界の重鎮・稲吉優流さんから頂いたお言葉😭
本当にありがとうございます!

実はこの夏にはりんごちゃん🍎のポップの
作品でコラボしようと試みていたのですが…
足が完治したら是非実現したいと思います。
彼女は改めて、世界レベルの素晴らしいダンサーだと思いました。そして、大学入学おめでとう💓

久々にアドレナリンで踊って
本番中足が攣りそうにもなりましたが(笑)
またゆっくり休めて、完全復帰に向け
動いていきたいと思います

いつも素晴らしいイベントを開催してくださる
KENさん、ご出演された演者の皆様、関係者様、
本当にありがとうございます。

そしてご来場いただきました
ファンの皆様、お客様に
心より御礼申し上げます。

2022.7.4
SAYURI

いただいたサポートはすべてアーティストとしての活動費に充てさせていただきます!投稿楽しんで頂けますよう心から願っています❤️