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「俺は都会人だぜ」マウント兼セクハラ野郎の思い出。


こんにちは。

「都会人マウント」なるものを目にして、以前セクハラで辞めた会社にまさにど真ん中な人がいたので、昇華するために書いてやりまーす。

私は東北の出身ですが、大学生のときから東京で暮らし始め、最初の就職も東京でした。その会社で数年勤めてからカナダに1年留学し、最初の会社は辞めて帰国後一時的に実家に戻りましたが、再就職で再び東京のとある会社に入社しました。

そこで出会った当時32歳の男性が、超絶キモくて痛いやつだったので、いつかこの人のエピソードを話したいと思っていました。

その人は31歳の時にその会社に転職してきて、それまでは地方公務員をしていたそうです。

あまり大きくない自治体の市役所職員でしたが、出向で東京に出てきたのが29歳の時。そして、その時は住居手当や残業手当がかなり潤沢に出たらしく、山手線に近いところに住んでいたということを大変熱心に語られていました。

他にも、「俺、美容室渋谷なんだよね」「友達が池袋に住んでてさ、この前遊びに行ってきた」「
おれ私服は原宿で買うんだよね」「知り合いが新宿の億ションに住んでるから」などなど、とにかく山手線の駅名を言うのが大好きで、会話の中にやたらと登場するのです(笑)

いや、東京に住んでいれば普通じゃん?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、あえて駅名を太字にしたのは、その方がその言葉を口にする時になぜか必ずドヤ顔をするからなんです。

なんだか、THE 東京という地名に縁のある自分がたまらなく好きなようでした。

30代のいい大人なのに痛すぎませんか?


しかも、この話をしてくるのが業務時間中。

時には自分語りを1時間以上も続けて、その間私はひたすらその話を聞かなくてはなりませんでした。

なぜならば、その人が私の直属の先輩になり、その人に仕事を教えてもらわないとどうにも業務が進まないと言う立場だったからです。

その人はそれを利用して、私が話を聞かなかったり遮ったりすると、あからさまに不機嫌で冷たくなり、とても仕事がやりにくかったので、私は仕方なくときには何時間もその人の訳の分からないマウント話の受け口になりました。

ちなみに、その人は単刀直入にブサイクだったのですが、自分の容姿に関する話題も大好きでした。それも、自慢話なのです…。

業務時間中に何回も髪型がどうの髭がどうの体型がどうのという話をされて、状況によってはさらっと流せなくもない微妙なラインのプライベートな話題が増えていき、それがだんだんと気持ちが悪くなって、(ほかの男性社員から飲み会であからさまに性的に不快な話題をされたことが最初の引き金でしたが)私はうつ状態になってしまいました…。


その会社は結局まともな社員がいなかったので退職しましたが、何気に都会人マウントをしてきた男性のことが未だに不快な思い出として蘇ってくるんです。

どうやらセクハラの中に、『スリセクハラ』というものがあるらしく、スリのように本人がその場ですぐに気づかないような程度のセクハラをしてくるパターンがあるようです。

その人はまさにそれで、最初は大したことない当たり障りのない話をしていましたが、私が立場が下であることを確認すると、じわじわと会話の内容に際どい内容を織り交ぜていき、時間をかけて少しずつ少しずつマウントとセクハラで私の心を削り、自分の自尊心を満たしていっていたなと思います。

でも、当時会話をしている時には(「…?」)というなんだか分からない違和感があるものの、後に嫌悪感と疲労感が襲ってきて、でも気づいた時にはもうその話は終わっているので「やてめください」とも言えない、そんな種類のハラスメントでした。

なので気づけば私はその人の言葉が頭の中をぐるぐるするようになり、眠れないほど悩まされました。

お役所気質の人にありがちなのかもしれませんが、その人は本人の基準で「権威のあるもの」と自分を結びつけるのが大好きで、やたらと金持ちの知り合いがいるという話や、冒頭にもお話しした『過去に山手線の近くに住んでいた』と言う話をしてきました。

ちなみに、私と同職していたときにはすでに引っ越しており、埼玉の奥地から通っていたそうです。(他の社員談。本人の口からは絶対出てこなかった)

もうほんとに笑ってしまうような痛いおのぼりさんでしたが、マウントって受け続けるとどんなたぐいであれかなり疲弊しますよね。

あと、ブサイクなのに必死になって自分はイケてるアピールするのが本当に気持ち悪かったです…!また、昔ヤンチャしてた話もうざかった。。。(おそらく嘘で、田舎者なのでヤンキーの方がカッコいいとか思ってたんですかね。)

そんな気持ち悪い奴がのびのび働けるクズ会社を辞めたことは、本当によかったと今では思っています。

未だに当時言われたことを記録のために残しておいたノートがあるので、それを見れば具体的にどんな話だったかまだまだエピソードはあるのですが、鬱から回復した今でもやっぱり当時の不快な記憶が蘇ると不安定になるので、やめておきます。

まとめ:底辺な環境からはさっさと離れましょう!笑

世の中悪人が転落してスカッと終わるわけじゃない、結構のうのうとしていますから、自分の生きる環境を自分で選ぶのが大切ですね。

前向きに頑張って生きていきまーす!!

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