アイロンの呪縛がとけるまで
こんにちは、さーよです。
NVCを生活の中で活かすポイントや、陥りがちなコミュニケーションの落とし穴、私の体験やエピソードをお伝えする『毎日できるNVC』をお伝えします。
苦手な家事
アイロンがけ、好きですか。
わたしは。。好きではありません。
もしアイロンがけ好き~というかたや、好きかどうか考えたことがないなぁというかたがいたら、苦手な家事と入れ替えて想像していただけたらと思います。
NVCと出会う前のわたしは、好きでもないアイロンがけにヒーヒー、イライラしていました。
家族に「ありがとう」と言ってもらえないときは、心の中で“ このやろー ”と思っていました(笑)
『アイロンはかけるもの』の原点へ
NVCでは本当にほしかったものを「ニーズ(願い)」というのですが、最初に見えてくるのは「知ってもらうこと」や「サポート(支え)がほしい」です。
それが分かったところでどうするの?と思うじゃないですか。
相手には相手のニーズがあることは、頭では分かっているし…。
そんな自分の感情を何度か味わううち、ふと考えました。
どうしてわたしはヒーヒー言いながらアイロンをかけているのだろう。
かけなかったからと言って、生死につながるものでもないのに…。
『アイロンはかけるもの』という価値観の原点へふり返っていくと、洗濯物すべてにアイロンをかけていた母や(パンツもでした!)、「子どものためなら頑張れちゃう」と娘ちゃんの持ち物に、ピシッとアイロンをかけていた友人の姿が思い浮かびました。
なるほど~~~!
自分にとって本当に大切か、したいことかどうかを考える前に『家族のためにアイロンをかけるといい母親で、いい妻』という価値観を埋め込んでいたんですね。
自分に自分で、無意識にでした。
衝撃の事実
そこで息子に聞きました。
「アイロンって、かけたほうがいいよね」
息子「ん?別に無理してかけなくてもいいよ」
うっそっ~~~~~!!!
ヒーヒーしてイライラして、感謝を強要していたわたしって。。。(すまん笑)
息子「かかっていたら気持ちいいけれど、かかってないシャツでも平気だよ」
重ーくのしかかっていたアイロンの呪縛が外れた瞬間でした。
家事だけでも、似たような呪縛が数えきれないくらいあったんです。
本当は掃除嫌いでズボラなのに、よく頑張ってきたなぁ…と思います。
呪縛が解けてから2年経ち、20歳になった息子は自分のシャツを自分でアイロンかけています。
わたしより丁寧で、めっちゃ上手。
「アイロンかけている時間は、心が落ち着く」のだそうです。
わたしの分もかけてくれないかな。。と思ってリクエストしてみたのですが、それは却下されました(笑)
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