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HSP、場面緘黙後遺症等抱えながら、日々改善できる方法を模索中の、ドラッグストアに勤務…

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HSP、場面緘黙後遺症等抱えながら、日々改善できる方法を模索中の、ドラッグストアに勤務する主婦です。アロマ、癒しに関することが好き。夫、不登校を経験した大学生の娘、高校生の息子、柴犬と共に暮らしています。

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  • 場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話

    《場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話》をまとめています

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フィンランド留学に旅立った娘からの手紙に涙した日

 大学生の娘が、先日念願のフィンランド留学へと旅立ちました。 送り出した時は、正直娘がしばらくいなくなるという実感が全く湧かず、大学の同級生達に見送られるなか、淡々と見送りました。 同級生達が来る前に、早めに着いた空港で一緒に昼食を取り、後で読んでねと渡された手紙をもらったのを翌日思い出し、それを読んでからは、今までのことが走馬灯のように駆け巡り、涙が止まらなくなってしまいました。 内容はこれです     ↓ お母さんへ 留学を目指し始めた時からずっと見守ってくれてあ

    • 娘 学校の先生になるってよ

      先日大学を卒業した娘は、4月から公立高校の英語教師になる。 小学3年生の終わりから、卒業するまで、行けたり行けなかったりの繰り返しで、色々なことが楽しめなくなってしまったけれど、唯一出来ていたことが、ベネッセの英語教材だった。 一定時間、英語の発音練習をしたら途中英語ゲームも入っていてクリアしたら、アイテムが増えていくようなものだったと思う。 本当にこれにはお世話になって、中学になるまでには、更に中級者用、上級者用と進んでいけたほど、はまりまくっていた。パソコンにCDR

      • 他人事だった介護が身近になった話(後編)

        前回の続き 整骨院に数ヶ月通っても、一向に回復の兆しが見えない事に、母よりも父の方が焦りを感じ始め、やっと介護プランを立ててくれるケアマネジャーに会う気持ちになった。 父は、妹が連れてきたケアマネジャーと話し、不安に感じていることなどを話した。 支援の対象だと思うので、近いうちに市役所の方と面談して支援が受けれるようになると思いますよと言われ少し安心したようだった。 そして介護認定確認の日、市役所の方、ケアマネジャー、妹、父、母が面談に並んだ。 妹の話によると、軽く

        • 他人事だった介護が身近になった話(続編)

          12月に要支援2の認定がおりて、介護保険を使って必要な支援を受けることが決まった。 何とか年末までに家の一部に手すりが付き、年明けからはリハビリのある整形外科に通うことが決まったところなのに、両手、両足の筋力がかなり衰えてきた母。父も一所懸命、手、足を揉みほぐしているらしいが、いつものようには回復しないらしい。 こんな状態でも、男性である父に着替えを手伝ってもらうのは抵抗があるようだ。 気持ちはとても分かる。そこは、分かるのだが、こんな体で、今までと同じように朝起きたら家

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        • 場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話
          6本

        記事

          他人事だった介護が身近になった話(前編)

          はじめに… 介護なんてまだ先の話…要支援とか要介護とか小耳に挟むけど、よく分からないなぁと思っていた。 ところが、もうすぐ80になる母が1年前に転んだのをきっかけに、持病の足だけでなく、手も不自由になり、食事や着替え、移動や排泄に多くの時間を費やすようになってしまった。 そんなこともあり、よく分からなかった介護保険について調べ、認定がおりるまでの事を、忘備録として書いておくことにした。 母は、60代の頃から膝が悪く(変形性膝関節症)70代前半までは杖をついて、電車に乗

          他人事だった介護が身近になった話(前編)

          セルフカットに失敗して美容院に駆け込んだ話

          高校生の息子の学校は、校則が厳しく襟足と揉み上げは刈り上げにしなければならない。頭髪検査が月一行われるので、毎月近所の散髪に通っている。 でも今回は違った。 「学校から帰ったら襟足と揉み上げだけでいいのでカットして」 と朝息子に頼まれたのだ。 しかも、頭髪検査は明後日だと言う。 部活なので、帰りは閉まっているので行けないと言う。 上は切らなくていいから、そこだけでいいからと簡単に言うけれど、ハサミで長さを揃える位しかやった事のない私が、刈り上げなんて果たして出来るのか。バ

          セルフカットに失敗して美容院に駆け込んだ話

          その場に苦手な人が1人いるだけで苦手じゃない人が何人いても普通じゃいられなくなる

          職場に苦手な女性が2人いる。 1人は時間帯が違い、入れ替わりの時だけの関わりなのでいいのだが、もう1人は朝からのフルタイム勤務なので、昼から勤務の自分と出勤が被ることが多い。 これは今に始まったことではないのだけれど、例えば数人で楽しく話しているとき、苦手な人がやって来て、私と目を合わせず、私がまるでいないみたいに他の人と話し出すと、途端に緊張して、その人の言動ばかりが気になってしまい、自然体でいられなくなってしまう。  わたし、何かしたのだろうか…と。 そうなると、

          その場に苦手な人が1人いるだけで苦手じゃない人が何人いても普通じゃいられなくなる

          伝わらない思い

          たまたま2日続けてお休みになっていたので、約9ヶ月ぶりに一人で実家に帰ろうと思っていた。 母が3ヶ月前に転んで、痺れが続いていることを、たまたま父に聞いたからだ。 帰る連絡をもう少し早めにしようと思っていたのだか、自分も体調を崩していて、仕事に復帰して間もないので、少し様子を見ていて大丈夫だなと思ったので、今日明後日から行っていいかの確認の電話を父にした。 いいよと父は言ったが、電話越しに母にも確認していて 「えっー明日病院に行くのに!」 と迷惑そうな声が聞こえた。

          伝わらない思い

          仕事を半月程お休みすることにした話

          4月半ばから、急に仕事が忙しくなった。理由は、売り出しが始まり、お客さんが倍近くにも増えたから。 当然人手が足りないので、普段は午後からの短時間勤務だったのを、フルタイム勤務で借り出される事になった。 その分パート代も増えるし、いつでも大丈夫です!と返事をしていたので、シフトの半分位はフルタイム勤務になっていた。 簡単に考えていたが、現実は慣れないフルタイム勤務に、普段とは違う忙しさ。 売り出しが始まってすぐに、入れすぎたかな…とちょっぴり後悔したけれど、これを乗り切

          仕事を半月程お休みすることにした話

          高校生の息子のメンタルがすごいと思った話

          息子のメンタル、並じゃないと思った件を話そうと思う。 高校2年になった息子は、中学と同じソフトテニス部に入っている。 第一志望の公立高校には、残念ながら合格出来ず、私立高校に通う事になったのだが、ソフトテニス部の友達も何人かいたので、それ程落ち込んでいる様子もなく、上手く気持ちを切り替えていた。 クラスは進路別に数段階に分かれていて、入学後の新たなクラス編成の結果、難関国立大を目指すクラスになり、勉強との両立にとても苦労することになる。 この話はまた別の機会に… ク

          高校生の息子のメンタルがすごいと思った話

          飼い犬が初めて他のわんこに噛まれた話

           我が家の柴犬桃は、人懐こく笑顔がかわいい女の子だ。 若い頃はやんちゃで、椅子をかじったり、壁紙剥がしたりもしたのだが、人や犬を噛んだりは絶対にしない子だったので、小さな子が近づいても安心して見ていられた。 桃の散歩当番は、朝は夫で夕方はわたしがすることが多いのだが、体調を崩している夫に代わり、数日前から早朝の散歩もすることになった。 いつもの公園に行くと、夕方散歩で時々顔を合わせる、ボーダーコリー犬の男の子がいて、飼い主さんが放つボールを追いかけて遊んでいたので、桃も

          飼い犬が初めて他のわんこに噛まれた話

          怖がりで方向音痴が1人で運転して温泉に行ってみた話

          わたしは方向音痴だ。慣れない道を運転するのも怖い。 なぜか今更なのだが、少しずつチャレンジしたい気持ちが出てきて、本当に少しずつだが、片道20分以内で行けるところを運転してみたりしている。 今回は、家族とは年に2回程行く、まるで森の中にいるような気分を味わえる、数種類もある露天風呂が堪能できる、温泉に行ってみることにした。 なぜここなのかと言うと、以前もらっていた、温泉半額チケットの有効期限が今月いっぱいだったことに、気付いたからだった。  ちょうど、明日はお休みだ。行

          怖がりで方向音痴が1人で運転して温泉に行ってみた話

          怖がりで方向音痴が運転してカフェに行ってみた話

          わたしは方向音痴だ。行ったことがない場所には行けない。何度か行く必要のある子供の送迎などに限っては、覚悟を決め夫を乗せて数回練習する。 それも条件付きだ。片道5〜6km以内で1度目は助手席に乗り、どのルートを通るのかを夫が決めながら、わたしがマイ地図を書いてみる。帰りは向きが反対になるので、反対側から見える景色も確認する。 そして日を改めて、2、3度程練習してから本番に挑むのだ。 怖いと言う気持ちが強く、今まで自ら運転しようとも思わなかった。 怖いと言う気持ちがなくなっ

          怖がりで方向音痴が運転してカフェに行ってみた話

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話⑥発表編

          幼稚園から小学3年生になるまで、園内、校内で全く話さなかった場面緘黙の話の続きです。 小学2年生 初めての発表 学校では喋れないので、手を挙げて発表したことなど、もちろん一度もなかった。  優しい笑顔のK先生は、数週間前に発表カードと言うものを全員分作っていた。 A4サイズの厚紙に描かれていたのは、笑顔のへびで、小さな丸を繋げてへびの形になっていた。1から30まで丸の中に数字が書いてあり、発表したら丸の中にかわいいシールを貼ってくれるのだ。 クラスメイトは、普段よ

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話⑥発表編

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話⑤掃除時間編

          幼稚園から小学3年生になるまで、園内、校内で全く話さなかった場面緘黙の話の続きです。 2年生に進級したが、喋らないのは変わらなかった。2年ごとのクラス替えなので、クラスのメンバー、担任も同じだった。  給食が終わると、床掃除をしやすいように、一斉に皆で机を後ろの方向に押す。 一斉になので、ギーギーと机を押す音が、教室中に響き渡る。 わたしも机の両端を握って、後ろに押していた。隣の列は進みが早かったのもあって、並んだ男の子は少し勢いを付けて押していた。その時、親指に強烈な

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話⑤掃除時間編

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話④遠足、誕生日会編

          幼稚園から小学3年生になるまで、園内、校内で全く話さなかった場面緘黙の話の続きです。 小学1年生 遠足 毎年5月に、1時間程歩いて遠足に行く恒例行事の日、1年生と6年生はペアになって、植物園まで手を繋いで歩く。 わたしのペアのお姉さんは、クラスのKちゃんのお姉さんだった。お姉さんはとても可愛くてやさしくて 「寒くない?」 と時々声をかけながら歩いてくれて、お姉さんとペアであることが、とても嬉しかった。 多分頷くことしか出来なかったと思うが、気まずさは感じなかった。

          場面緘黙症だったことに大人になって気付いた話④遠足、誕生日会編