伝わらない思い
たまたま2日続けてお休みになっていたので、約9ヶ月ぶりに一人で実家に帰ろうと思っていた。
母が3ヶ月前に転んで、痺れが続いていることを、たまたま父に聞いたからだ。
帰る連絡をもう少し早めにしようと思っていたのだか、自分も体調を崩していて、仕事に復帰して間もないので、少し様子を見ていて大丈夫だなと思ったので、今日明後日から行っていいかの確認の電話を父にした。
いいよと父は言ったが、電話越しに母にも確認していて
「えっー明日病院に行くのに!」
と迷惑そうな声が聞こえた。
事情を聞くと、手が痺れている原因が首からきてるのがMRIで分かったらしく、明日もう一度検査して、手術の日程を決めるらしい。
言ってくれればいいのに…と言うと、うん…明日詳しく検査するから、電話しようかねって。多分電話しなければ、手術する事も、してからも連絡しなかったのだろうと思う。
数年前に父が白内障の手術した時も、しばらく経って聞いたから。
病院行くの明日なら、すぐに手術ってことはないんじゃない?何か手伝えるかなと思ったんだけど、行かない方がいい?
と聞くと、また同じ話をしてはぐらかしたので、母がダメな時は父は従うだけなので、行かない方がいいんだろうなと思って悲しかった。
ショックなのは、母が手術をすることよりも、そのことを何も話してくれなかった両親と、電話越しに聞こえた、母の迷惑そうな、
「えっー明後日‼︎」
と言う声。
父に、
ショックだな…
「えっー明後日‼︎」
って、声が聞こえてショックだったと伝えたら、
もう80も近いから足も首もあちこち悪くなるよ。手術も大袈裟なのじゃないよと、私の気持ちのことを言っているのに、期待した返事とは全く違っていて…
また伝わらない悲しさで、久々に胸がキュッとなって、涙が溢れてきて、震える声で、じゃあお大事に…と言うのが精一杯で…
決してうちの両親は悪人ではない。
期待しすぎなのだろうか。
こんな時、夫の兄弟皆、両親の事が大好きと思っている事が手に取るように分かる(本当に素晴らしい義両親だと私も思っている)
夫の育ってきた環境が、心底、心底羨ましくなるのだ。
ちょっとこのモヤモヤを吐き出させてもらいました。
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