#327 盛りだくさんの夏休み

6月末に所属ラグビーサークルの春シーズンが終わり、8月末の夏合宿までは活動がなかった。当面は7月末からニュージーランド短期ラグビー留学に向けたコンディション作りの重きをおいていた。
ジムでのウェイトトレーニングと近くの公園でのラントレーニングを引き続き行っていた。
ある日、同級生Aから電話があった。「来年、日本一のラグビー部を目指す上で、日本一の山に登らないか。富士山は7月~9月上旬にしか登ることができない。お盆過ぎに登れないかと考えている。」
同級生Aはあくまでも来年の春に僕も一緒に早大ラグビー部新人テストを受けるものと決めつけて話をしてきた。
僕はまだ来年どうするかは決めていないこととニュージーランドへ短期ラグビー留学する話をした。30分程お互いの近況報告をしつつ、富士山登山の予定スケジュール案を同級生Aから聞いた。
取り敢えず、富士山は一緒に登ることにした。僕も同級生Aに誘われでもしないと中々登頂機会がないと思い決めた。
7月末から2週間ニュージーランドへ行って、帰国後1週間後に富士山登山。その1週間後に所属ラグビーサークルの夏合宿で長野県菅平と盛りだくさんの夏休みとなる。
初の海外に、日本一の山の登山、そしてラグビー夏合宿のメッカ菅平に初めて行くことができる。
北海道では夏は校内合宿でにつき、菅平に行くことはラグビー人としては憧れの一つだった。後にもう行く気が失せる様な過酷な練習を行う場所になるとはこの時思ってもいなかった。
7月中旬になると大学で前期の試験が行われた。大学に入って初めての試験だったが、高校の時の中間試験や期末試験とは異なり、暗記中心の試験問題はほとんどなかった。
試験が終わると長い夏休みに入った。約2カ月近い長い期間だった。
7月末に立川市の昭和記念公園で花火大会があり、それをラグビーサークルの同期及び同期の女子マネージャー達と観に行くことになっていた。
その翌日にニュージーランドへ旅立つことになっていた。
続く…





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